パプリカのあらすじ・作品解説
「パプリカ」は、2006年11月25日に公開された日本のアニメーション映画である。2007年の5月25日にはアメリカで公開されロングラン上映が行われ、日本の劇場版アニメ作品としては数少ない興行収入が1億円を突破した作品となった。また、2006年の第63回ヴェネツィア国際映画祭のコンペンション部門に出品され9月2日にイタリアで世界で初めて上映された。第12回アニメーション神戸劇場部門の作品賞や、第25回ポルト国際映画祭Critics'Award等を受賞している。監督をアニメ監督の今敏が務め、音楽を平沢進が担当している。平沢はエンディングテーマ「白虎野の娘」も提供しており、東京アニメアワード2007で個人部門音楽賞を受賞している。 他人の見る夢を映像化しそこに侵入することのできる装置「DCミニ」を使用するサイコセラピスト・千葉敦子のもとからある日DCミニが盗まれてしまう。そして装置を悪用した事件が発生してしまい、敦子は装置の制作者と共に事件解決に乗り出していく。原作は筒井康隆の同名小説である。
パプリカの評価
パプリカの感想
よくわからないけどテンションが上がるアニメ
正直、始めて見た時はなんとなくでしか理解出来ませんでした。しかし、よく分らないのに、面白いという感情だけは確かに残っていました。それから何回か見返し、内容を理解した時、このアニメの奥深さに驚かされましたし、改めて面白いと思えました。グロい、ホラー、サイコな描写も所々あるので、万人にはお勧め出来ないですが、それも含めて面白いアニメですので、ちょっと我慢してでも見る価値はあるかと思います。また、この作品の素晴らしい所は音楽。あの平沢進さんが音楽を担当しており、この曲がまた作品にとってもマッチしており、作品の良さを更に際立たせています。曲単品で既に出来上がっており、素晴らしいものばかりなのに、それを作中のBGMにする贅沢さ。そんな所もこの作品の魅力の一つだと思います。
夢と現実
おしゃれでおもしろいSFアニメ。オープニングの映像、色彩、ファッションもおしゃれ。パプリカの髪型や服装がすごく気に入った。DVDのパッケージもお洒落。夢を共有する、という発想は天才的。ドラえもんでもこんな話があった。筒井康隆とドラえもんとどっちが古いのだろう。筒井康隆の壮大な世界観をうまく映像化し、演出している。カットアップ手法のような、錯乱したセリフがかっこいい。意味がわからなくても、美しい。所員が発狂しながら闊歩するシーンがすきだ。声優には林原めぐみを起用。儚げで可憐で挑戦的な声がパプリカのイメージにぴったりあっている。
難しかった。。。
友人に勧められ拝見致しました。 一言でいうと、結構難しい内容で、私は1回ではあまり理解出来ませんでした。映像美、そして奇想天外な出来事とキャラクター。設定が“夢の中”という設定なので、結構何でもありな感じです。精神治療を行おうとする科学技術の発達が、現実の世界にも危機を与え、そしてなり、どんどん本当の事が曖昧になっていってしまう。。という流れが解ったのですが、それよりも、けっこうグロい映像も多く、見ているほうも何が真実で何が夢なのか翻弄されました笑でも、結局何を伝えたいのかあまり理解できず、最後までよくわからない映画でした。多分かなり好き好きが分かれる映画であることは間違いないと思います。