戦うヒロインと一匹のエイリアン - エイリアンの感想

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戦うヒロインと一匹のエイリアン

4.04.0
映像
4.0
脚本
4.0
キャスト
4.0
音楽
4.5
演出
5.0

『エイリアン』シリーズは地球外生物を描いた作品として最高峰にあります。 一作目となる本作を手がけたリドリー・スコット監督にとって代表作とも言えるだろう。 構成の骨組みとしてアメリカのホラー映画のセオリーを周到しています。 しかし、演出はリドリー・スコット監督の上手さを窺わせている。 相手はエイリアン一匹だけだが、乗組員が一人ずつ殺されていくのはホラー映画の王道パターン。 だが、その過程は丁寧で緊張感と緊迫感を与えてくれる。 単純に人間が怪物に襲われて殺される恐怖じゃなく、限られた空間で登場する人物たちの心理状態もきちんと描いている。 そして、なんと言ってもシリーズにおいてエイリアンと並ぶ主人公であるリプリーを演じたシガニー・ウィーバーでしょう。 中盤まではそれほど目立たなかったが、終盤では戦うヒロインの代表格になり、今でも不動の地位を築いた彼女の孤高な活躍が印象的な作品です。

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他のレビュアーの感想・評価

1作目は『グラディエーター』のリドリー・スコット!!

エイリアンシリーズは、全て監督が異なりますが、全作品が名監督ばかり!エイリアンを題材に、それぞれの監督の表現の仕方がみられるというのは本当にこの作品の醍醐味で、なんとも贅沢な楽しみ方です。1作目の監督はリドリー・スコット。『ブレード・ランナー』、『GIジェーン』、『グラディエーター』、『ハンニバル』、『アメリカン・ギャングスター』などの名作を出してきた監督で、私の大好きなトニー・スコット監督の兄です。ちなみにトニー・スコットの名作は『トップガン』、『クリムゾンタイド』、『エネミー・オブ・アメリカ』、『マイ・ボディガード』、『アンストッパブル』などです。この度Blu-rayの4作セットを購入しましたので、全て見直すことにしました。まず最初に受けた印象は、これが34年前の映画なんてほんと信じられないということ。素晴らしい出来です。ただ1は意外とエイリアンの登場シーンが少ないんですよね。エイリアンのフォ...この感想を読む

4.54.5
  • ABCDEITOABCDEITO
  • 141view
  • 767文字

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