エイリアンの感想一覧
映画「エイリアン」についての感想が11件掲載中です。実際に映画を観たレビュアーによる、独自の解釈や深い考察の加わった長文レビューを読んで、作品についての新たな発見や見解を見い出してみてはいかがでしょうか。なお、内容のネタバレや結末が含まれる感想もございますのでご注意ください。
1作目は『グラディエーター』のリドリー・スコット!!
エイリアンシリーズは、全て監督が異なりますが、全作品が名監督ばかり!エイリアンを題材に、それぞれの監督の表現の仕方がみられるというのは本当にこの作品の醍醐味で、なんとも贅沢な楽しみ方です。1作目の監督はリドリー・スコット。『ブレード・ランナー』、『GIジェーン』、『グラディエーター』、『ハンニバル』、『アメリカン・ギャングスター』などの名作を出してきた監督で、私の大好きなトニー・スコット監督の兄です。ちなみにトニー・スコットの名作は『トップガン』、『クリムゾンタイド』、『エネミー・オブ・アメリカ』、『マイ・ボディガード』、『アンストッパブル』などです。この度Blu-rayの4作セットを購入しましたので、全て見直すことにしました。まず最初に受けた印象は、これが34年前の映画なんてほんと信じられないということ。素晴らしい出来です。ただ1は意外とエイリアンの登場シーンが少ないんですよね。エイリアンのフォ...この感想を読む
このアイデアがすごい
宇宙を舞台にした映画で、これはまさしくいつまでも残るものでしょう。モンスターのキャラクターがなんといってもすごいです。なかなかその姿をはっきりと目にすることがないだけに、その恐怖がいっそうあおられると思います。最後まで生き残り、エイリアンと対決するのが女性宇宙飛行士というのも当時としては新しかったのではないでしょうか。普通なら、筋骨たくましいヒーロータイプが戦うのでしょうが、強い意思を持った女性というところがすごいです。後にいろいろと続編が作られることになるほど人気がでた作品ということが納得できる面白さです。展開がわかっていても、つい観てしまう映画のひとつだといえます。
実際にエイリアンがこんな奇怪な生物だったら恐怖
かなりドキッとさせられるシーンが多いです。怖い意味のドキッです。ただのSFだと思ってみたらかなりホラーでした。エイリアンがとにかくグロテスク。ストーリーは面白いけど、グロテスクなものが苦手な人は見ない方がいいかもしれないです。始終ハラハラが止まらず、画面から視線が外せないです。70年代の映画なのに(多少古さは感じても)宇宙船や設定を素直に受け入れて見れる作品なのはすごいと思います。とにかく見て損はない作品だと思います。子どものころに見ていたらトラウマになったかもしれないです(苦笑)E.T.みたいなエイリアンだったら歓迎だけど、ここまで凶暴なエイリアンはいてほしくない!
かっこよくもみえるエイリアン
この作品ほど、ハラハラドキドキさせられた映画は今の今でもないのではないかな・・・と思えるほど、いい意味ですごく心臓に悪いです(笑)今となってはエイリアンというと、すぐに頭に思いつくとは思いますが、当時初めてエイリアンを見たときはとても恐ろしく、とてもリアルに感じ、現実の世界でも出てくるのではないかと恐怖を感じたのを覚えています。そして舞台は宇宙船ということで、逃げ場のない場所での戦いであるので、どうすればいいの~?!と更に恐怖を煽られるんですよね・・・。私の中ではSF映画の中でもトップクラスの映画です。まだ見たことのない方は是非ご鑑賞をオススメいたします。
怖いけど魅せられました!
公開当時のショッキングなキャッチコピーには怖いもの見たさにドキドキしました。「宇宙ではあなたの悲鳴は誰にも聞こえない…」今でもゾクゾクします。エイリアンという宇宙生物の姿を初めて見た時は本当に感心しました。俗にいう地球外生命体です。今まで見たことのない姿をした生物で、金属をも溶かしてしまう体液を持ち宇宙空間でも生き残れる身体能力に強烈な生存力で人間に寄生して腹をひきちぎって出てくるのは目を覆いました。しかし怖さも半端なかったですが個人的にはこのエイリアンという創造物に目が釘付けになりました。実際にいたら本当に怖いです(笑)エイリアンという生命体にある意味すごく興味を持ちました。久々に見たんですがやっぱり怖いけど面白いです。あの顔は最強です!
SFホラーの金字塔
閉ざされた宇宙空間。逃げ場のない宇宙船。迫りくる謎の宇宙生命体(エイリアン)。逃げ場なし、救援なし、打つ手なし。公開時のキャッチコピー「宇宙では、あなたの悲鳴は誰にも聞こえない」はこの映画に素晴らしくぴったりのコピーだと思います。エイリアンの何が怖いって、人間を襲うのはもちろんですが、人間に卵を産み付け、寄生し養分としながら、最後は宿主を食い破るというサイクルに最も恐怖を感じます。もうさ、あの顔に張り付いた人の手のひらみたいなアイツ。ほんとにこわいし気持ち悪い。フィクションだとわかっていつつも、こんなのに襲われたらひとたまりもないと想像してしまい心底震えが来ます。今後人気シリーズとして続いていく事になる本作ですが、根源的な恐怖が、この1作目には詰め込まれていると思いますよ。久々にまた観たくなってきたなあ。
好きな映画です。
資材運搬用の宇宙船ノストロモ号がある星で未知の生物体からの信号を受け取ります。航行中に謎の信号を受け取った場合、会社の規則で調査する必要があり乗員達はいやいやながらも調査に向かいます。そこで、妙な卵のようなものを見つけ乗員の一人が中から出てきた蜘蛛のような生命体に襲われます。時間が経ち、謎の生命体は自然と死んで剥がれ乗員は元気に食事をとっていたのですが・・・。シガニー・ウィーバーが主演、リドリー・スコット監督作品。エイリアンはギーガーという画家がデザインしたらしいのですがこのデザインが素晴らしいとしか言いようのない傑作だと思います。この映画は何度も何度も観返してますが何度見ても良いものは良い。とても大好きな作品です。
戦うヒロインと一匹のエイリアン
『エイリアン』シリーズは地球外生物を描いた作品として最高峰にあります。一作目となる本作を手がけたリドリー・スコット監督にとって代表作とも言えるだろう。構成の骨組みとしてアメリカのホラー映画のセオリーを周到しています。しかし、演出はリドリー・スコット監督の上手さを窺わせている。相手はエイリアン一匹だけだが、乗組員が一人ずつ殺されていくのはホラー映画の王道パターン。だが、その過程は丁寧で緊張感と緊迫感を与えてくれる。単純に人間が怪物に襲われて殺される恐怖じゃなく、限られた空間で登場する人物たちの心理状態もきちんと描いている。そして、なんと言ってもシリーズにおいてエイリアンと並ぶ主人公であるリプリーを演じたシガニー・ウィーバーでしょう。中盤まではそれほど目立たなかったが、終盤では戦うヒロインの代表格になり、今でも不動の地位を築いた彼女の孤高な活躍が印象的な作品です。この感想を読む
アメリカンスピリッツで宇宙に
「エイリアン』は、アメリカ製作の1979年公開映画。航行中の大型宇宙船という空間で宇宙生物に襲われてしまう、生き残れるかと固唾を呑んでしまう作品。アンドロイドが会社の意向で宇宙から生物を持って帰るという設定。作品が作られたのは、アポロが宇宙に行き、ソ連がロケットを打ち上げ、衛星で宇宙空間から話が出来る状態になった時代である。さすがにアメリカだけあって、エイリアンが人を襲うという思考設定が素晴らしい、これこそアメリカンスピリッツだ。そこに会社の指令で、人間の命よりエイリアンの存在を捕獲して帰るミッションは、キングコングの時代から、いささかも変わっていない。この同じテーマで日本が作るとどうなるのだろうか、考えると実に興味深い。
最強の宇宙怪獣・「エイリアン」
先ず、ショッキングシーンから、宇宙怪獣は人間の身体に寄生し、人の養分で成長し、やがて腹をケ破って出現してくる。 このシーンでは本当にド肝を抜かれる。 やがてこの怪獣は想像を絶する巨悪な形相に成長し、鉄をも溶かす体液で人々を襲い始める。この宇宙生物・エイリアンは特殊な強い酸性の体液や宇宙空間の真空の中でも生存が出来るという強烈な身体能力を持ち、特別に生存本能が強いことから、“完全生物”とも言われた。この無敵な生物に向かって、男性乗組員(人造人間も含む)は全員が激しく戦うが、何れも抹殺されてしまう。 ところが男勝りの主人公を演じるがエレン・リプリー(シガニー・ウィーバー)が最後まで生き残って宇宙怪獣・エイリアンをやっつけるという物語である。宇宙船が地球へ帰還する途中、未知の異星文明を持つ小惑星に降り立つ。乗組員は、この惑星に存在する卵のような巨大な物体が乱立する空間へ近づく。 乗組員がこの...この感想を読む
私は美しいと思います
エイリアンのイメージとして、なんとなくグロテスクな目を背けたくなるようなイメージがありますが、そのような描写が一切無くむしろ美しいぐらいで、見やすく飽きがこない作品です。エイリアン出現事に映像が暗くなる演出がちょっと安っぽいですが、この映像効果で恐怖感を植え付けられました。出演者は7名しかいませんが、少人数だからこそそれぞれのキャラも引き立ちます。急展開やひねった演出はないもののだからこその面白さがこの映画にはあります。じわじわと味わう恐怖、エイリアンの原点を味わうにはこの作品しかありません。シリーズものになって現在まで続く大ヒット作の原点です。プレデターと戦うのはちょとやり過ぎ感がありますが…