重力ピエロのあらすじ/作品解説

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重力ピエロ

3.683.68
文章力
3.95
ストーリー
3.55
キャラクター
3.73
設定
3.77
演出
3.64
感想数
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重力ピエロのあらすじ・作品解説

『重力ピエロ』は2003年に新潮社より刊行されたミステリー作家伊坂幸太郎の小説で、第129回直木賞の候補作となった作品である。2009年に加瀬亮、岡田将生といったキャストで映画化され、第33回日本アカデミー賞を受賞した。今では人気作家となった伊坂幸太郎の名を世に知らしめた作品である。 大学院で遺伝子の研究をする兄・泉水と、街中のグラフィティアートを消すアルバイトをしている弟・春の兄弟は辛い過去を抱えながらもそれぞれの生活を送っていた。そんな中、弟の春は仙台市内で起きている連続放火事件に奇妙な一定のルールがあることに気付き、兄の泉水もそのことに興味を持ち2人は事件の謎解きを始める。徐々に真相に近付いていく中で放火事件とこの家族の過去とが不思議とリンクし、24年前から今へと繋がる家族の謎が明らかになっていく。最後には同時進行的に各所で起こっていた出来事が一つのストーリーへと繋がり、思いもよらなかった結末へと導かれる。

重力ピエロの評価

総合評価
3.683.68
(11件)
文章力
3.953.95
ストーリー
3.553.55
キャラクター
3.733.73
設定
3.773.77
演出
3.643.64

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重力ピエロの感想

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ヘビーな伊坂小説。

まず物語の設定が重い。「私」の弟である「春」は母親が強姦されたときに身ごもったときの子供であり…そのほかにも物語に出てくる一人ひとりに逃れられない悩みがあり…といった調子で中盤に入るまでは物語が進みます。しかしこれが伊坂氏らしさというのかその設定の割りにその話ほど重くは感じないのだ。あくまで割りに、だが。理由として伊坂節とも言うのか軽やかというのかキザといいうのか、そういった台詞回しや場面展開によるものかと思います。しかしこれはミステリーではありません、かといって家族愛というには感情移入しにくい設定のうえキャラ作りである。強いて言うならばこの物語にある様々な犯罪の起こりうる世の中に対するアンチテーゼを解いていくためのものなのだろうか。もしそうなのだとするならば、そのようなテーマをこのような軽やかなテンポで美しく書かれている小説としては良い評価をされてもいいと思います。もしかしたらそうい...この感想を読む

3.53.5
  • kurorokuroro
  • 109view
  • 432文字

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