金曜のバカの評価
金曜のバカの感想
読後が心地よい短編集
映画化もされた「陽だまりの彼女」の越谷オサム氏の短編集です。「金曜のバカ」、「星のミルクティー」、「この町」、「彼の愉しみ 彼女のたしなみ」、「ゴンとナナ」の5作品が収録されています。バリエーションに富んでいて、どのストーリーも完成度が高くて面白い!自分が好きなのは「星とミルクティー」。しし座流星群の星振る夜に暗闇の中で少年と少女が出会った物物語。ファンタジックでほんわかとした素敵なお話です。恋愛?小説と言い切れないのは主人公達が共通して、ホメ言葉でバカということ・・若いっていいなと思ってしまう爽やかさ、青春の中に吹き出してしまう笑いが散りばめられています。恋愛小説は苦手という人にも読んで欲しい一冊です。