遠まわりする雛のあらすじ/作品解説

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遠まわりする雛

4.634.63
文章力
4.38
ストーリー
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キャラクター
4.63
設定
4.50
演出
3.88
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遠まわりする雛のあらすじ・作品解説

遠まわりする雛は2007年に角川書店から刊行された米澤穂信による短編小説で、『古典部シリーズ』の第4弾にあたる作品である。長編小説だった前3作に対し、文芸誌に掲載された短編と書きおろし1作を含むオムニバス形式の短篇集となっている。 古典部の高校1年1学期から春休みまでの出来事が書かれていて、前3作のストーリーを補うような構成になっている。「やるべきことなら手短に」と「大罪を犯す」が『氷菓』の間、「正体見たり」が『氷菓』と『愚者のエンドロール』の間、「心当たりのあるものは」以下の4篇が『クドリャフカの順番』の後の話になる。表題作は折木奉太郎が千反田えるの頼みで、地元の祭り「生き雛まつり」に参加する。手違いにより開催が危ぶまれる事態となるが、千反田えるの一声で無事執り行える用になる。なぜ手違いが生じたのか奉太郎とえるは真相を推理する話である。 この作品を含む『古典部シリーズ』は『氷菓』というタイトルで2012年にテレビアニメ化された。

遠まわりする雛の評価

総合評価
4.634.63
(4件)
文章力
4.384.38
ストーリー
4.254.25
キャラクター
4.634.63
設定
4.504.50
演出
3.883.88

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遠まわりする雛の感想

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目次別レビュー、芸達者な作者!

やるべき事なら手短に。奉太郎の才能の目覚め。古典部シリーズ第4巻なのにも関わらず、入学してから間もない時の話だったので当然驚きました。この頃から、奉太郎の推理の方向性が見えますね。奉太郎が重視したのは、千反田えるを納得させる事でした。正直に言って流石は省エネ主義です。しかし面白いのが、千反田えるるを納得させるということは、辻褄を完全に合わせないといけないということ。そうなると、辻褄が完全にあった推論=実際に起こった事実になってしまうんですよね。奉太郎の推理はここから更に開花していくわけなのですが、やはりはじめということもあって、里志の協力を仰いでの完結となりましたね。個人的には、もし奉太郎が真面目に女郎蜘蛛の会と知恵比べをしたら。という展開があってほしかったです。大罪を犯す。軽いのに奥が深い良質な謎。この回で私が気に入った点は、問題自体は極めて簡単な謎だというところです。αとdは確かに似て...この感想を読む

5.05.0
  • 折木 大輝折木 大輝
  • 14view
  • 2073文字
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