書店ガールのあらすじ・作品解説
書店ガールは碧野圭による小説で、2015年の時点でシリーズ4作が出版されている。シリーズ1作目は「ブックストア・ウォーズ」というタイトルで出版されたが、文庫版の出版にあたりタイトルが変更された。文庫版はPHP文芸文庫から出版されている。 東京の書店を舞台に、書店の従業員であるふたりの女性を主人公として描いている。性格が合わないふたりの主人公が、ときには衝突しつつも力を合わせて職場の問題に立ち向かう。書店や出版社の人間模様を中心に、書店の仕事を描きながら登場人物たちの成長を描く作品である。架空の物語ではあるが、著者が持つ出版業界での長い経験に裏付けされた書店員の描写は現実の書店員からも共感を集めている。 「静岡書店大賞映像化したい文庫部門」で大賞を受賞したことをきっかけに、テレビドラマ化された。2015年、フジテレビ系列で放送され、主演は渡辺麻友と稲森いずみ。人物設定には原作と異なる点があり、ドラマ版独自の登場人物も用意されている。
書店ガールの評価
書店ガールの感想
本好き、本屋好きの方におすすめの一冊!
吉祥寺のペガサス書房を舞台にした書店員達が主役のストーリー。ほのぼのしたタイトル「書店ガール」にひかれて、手にとりましたが内容はほのぼのというよりも書店の戦いの話です。前半は副店長理子と、部下の亜紀の女同士の、バトルの話が長くうんざりモードになってしまいましたが、中盤から書店の閉店の危機を迎えて休戦・・そして女同士の結託へと展開。雰囲気が変わって巻き返していくのが爽快でした。良い終わり方でした。前半のドロドロ部分をもう少し短くして、後半部分のストーリーをクローズアップしたらもっとよかったのでは?と思います。「・・本屋は本のショールームだもの・・」という言葉、とってもよかったです。