カルテット!人生のオペラハウスの評価
カルテット!人生のオペラハウスの感想
「音楽を奏でることのできる喜び」とはなんだろう
なぜダスティン・ホフマン2012年イギリス映画。監督がアメリカ人俳優、ダスティン・ホフマンなのですが、舞台はもとより俳優もスタッフもイギリス人で占められているこの作品。なぜにダスティン・ホフマン・・・、と思いながら見ましたが、見終わっても理由は分からず。憶測ですが、監督にとってはやはり映画のテーマが当事者として実感を持って感じられたから、よりコミットしやすかったという部分はあるのでは、と思います。だからって、いきなりそれまで監督実績のないアメリカ人俳優がいきなりヨーロッパ映画の監督をすることについての説得力のある理由にはなりにくいわけですが。いずれにせよ、作品の公開当時に74歳だったホフマンにとって、他のあらゆる老人と同様「威厳ある老後」というヴィジョンを彼なりに切実に模索する「お年頃」であったという点については否めないかと思います。そしてその点において、映画の中で描かれた監督の視点という...この感想を読む