パフューム ある人殺しの物語のあらすじ/作品解説

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パフューム ある人殺しの物語

4.174.17
映像
5.00
脚本
4.00
キャスト
4.67
音楽
3.83
演出
4.00
感想数
3
観た人
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パフューム ある人殺しの物語のあらすじ・作品解説

パトリック・ジュースキントの小説「香水 ある人殺しの物語」の映画化作品で、2006年に公開されたドイツ/フランス/スペインの合作映画である。監督は「ヘブン」「ラン・ローラ・ラン」のトム・ティクヴァ。 ジャン=バティスト・グルヌイユの一生は、汚物と悪臭に満ちた魚市場で産み落とされるところから始まった。が、彼には驚異的で独特の嗅覚があり、全ての事象をその嗅覚で計る癖があった。彼の周囲は悪臭に満ちていたが、たった一度、至福の香りを放つ少女と出会うが殺害してしまい、香りも失われてしまう。事件は露呈することなく彼は成長するが、その思いは激しい欲求へと変わり、その香りを再現するため調香師のバルディーニに弟子入りするが…。 グルヌイユを「追憶と、踊りながら」のベン・ウィショー、バルディーニを「レインマン」のダスティン・ホフマン、リシを「ハリー・ポッター」シリーズのアラン・リックマン、ローラを「ピーター・パン」のレイチェル・ハード=ウッドが演じた。ナレーションは「ヘル・ボーイ」のジョン・ハート。

パフューム ある人殺しの物語の評価

総合評価
4.174.17
(3件)
映像
5.005.00
脚本
4.004.00
キャスト
4.674.67
音楽
3.833.83
演出
4.004.00

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パフューム ある人殺しの物語の感想

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町ですれ違った香り 昔の恋人と同じ香りだと香りを眼で追う

グロヌイは産み落とされるという言葉がふさわしい、ちゅるんと産み落とされて孤児院で育つ。これ彼の名前のように爬虫類的な表現だ。ちなみに彼の名前のグロヌイはフランス語で蛙だ。かれは女を香りで作り出そうとする、うっすらほほに産毛が眩しいマーケットの赤毛のスモモ売りの女の子。彼女の愛らしさをエッセンスとして取り出したいと願う。彼の願いは女のエッセンスを取り出したい、ただそれだけ。好きなものを美しいものを自分の手で再現したいと願う。しかし、彼の願いとは平凡に暮らす人々には恐怖となる、エッセンスを取るのに殺して取るんだから、迷惑千万な話。美しい香りを取り出しても、美しい感覚を人に抱かす、感情をゆすぶる夢を見せることが出来ても、彼には彼の匂いは無かった。全ての人には備わっている匂いが、彼には無い。ここら辺が映画の始めで見られる爬虫類的な彼の生まれて育つ環境である。一言だけ、付け加えたい、ナゼ香料を発...この感想を読む

5.05.0
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  • 429文字

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