ましろのおとのあらすじ・作品解説
ましろのおとは、月刊少年マガジンで2010年より連載されている津軽三味線をテーマにした漫画作品である。作者は羅川真里茂であり、2010年に掲載された読切作品をきっかけに評判となり、連載化に至っている。 津軽三味線奏者の祖父を持つ主人公澤村雪は、幼い頃から津軽三味線に親しむ生活を送っていたが、祖父の澤村松吾郎が他界してからは、津軽三味線で受けた影響を具体化する術を知らずに苦悩する。澤村雪は祖父の死後に自分だけの音探しで単身で上京することになるが、母である澤村梅子により、半ば強引に私立梅園学園に転入させられるところから本格的なストーリーが始まる。 学園内での様々な出会いや、津軽三味線愛好会での活動を通して、自身の津軽三味線道を開拓していく様子をコミカルに描いている作品である。同作品は講談社漫画賞の少年部門や、文化庁メディア芸術祭マンガ部門の優秀賞を受賞した実績があり、音楽関連の漫画作品として評価されている。
ましろのおとの評価
ましろのおとの感想
やっぱりすごい
津軽三味線愛好会に雪くんが入部して、本格的に活動がはじまります。そして雪の母である梅子によって設立された「津軽三味線甲子園・松吾郎杯」に向けて練習を始めるという巻になっています。三味線を弾く意味を見失ったままの雪ですが、これからどんどん成長していくんだろうという感じでみていてとてもワクワクしました。私は中学生の時、羅川先生の漫画が大好きで、今回とても久しぶりに羅川先生のマンガを読んだのですが、大人になって読んでみて、やっぱりかなり力量のある先生なんだなと改めて感じました。三味線が物語の題材というのも面白いですし、音楽表現もかなり躍動感があります。すごいマンガです!
ましろのおとの登場キャラクター
澤村若菜
よみがな:さわむら わかな 年齢(作品時):19歳 性別:男 国籍:日本 住まい:青森県 性格:紳士&ブラコン? 特徴:年齢より上に見られる 特技:三味線 物語上での目的:兄弟で春暁を弾くこと トラウマ:母親(梅子)
田沼総一
よみがな:たぬま そういち 性別:男 国籍:日本 所属:青森県青葉第一高校 性格:前向き、几帳面(?) ポリシー:いつも通りの演奏 特技:三味線(神木流) 癖:友達認定(本人の思い込みによる) 好きな食べ物:がりがり君 物語上での目的:雪の良きライバル
澤村梅子
よみがな:さわむらうめこ 年齢(作品時):40代 性別:女性 国籍:日本 所属:梅丸 性格:豪快 特徴:傍若無人を絵に描いたような人物 特技:伴奏の達人 行動力:尋常ではない 一見:20代にしか見えない