落ち込んでる時に 冷たいもの喰ってるヤツがあるかっ 命取りになるぞ!? あったかいモノをとれっ!!
林田高志
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3月のライオンは羽海野チカによって描かれた作品で、白泉社のヤングアニマルにて2007年から連載。主人公の桐山零が、幼い頃に交通事故で両親と妹を失い、孤独を抱えながらもプロの棋士として奮闘、成長する姿を描いている。東京の下町が舞台となっており、桐山の前に現われた、あかり、ひなた、モモの3姉妹と接するうちに、自分を見付けて行くというストーリーで、背景にある人間ドラマや、将棋のライバル対決など見どころもたっぷりで、将棋ファンだけでなく多くの読書を獲得している。将棋の世界で低迷しても諦めない姿勢、次女ひなたが学校でいじめ問題を抱えていても、自分の正義を貫く強い信念などが、生きる勇気と希望を与えてくれる作品である。 2007年7月より連載されており、2014年11月時点で第10巻まで発売されている。2011年にはマンガ大賞や、書店員が選ぶおすすめコミックにも選ばれている。2014年には手塚治虫文化賞など数々の賞にも輝いている。
嵐が丘の向こう側いわずと知れた大人気作です。現在TVアニメ放送・実写映画化が平行し、菓子メーカーコラボ等など現在進行形で話題を提供してくれているのは周知の通りですが、ハチクロブームを思い返せば期待も当然でしょうね。それだけのパワーがある作品です。ただ、識者やファンによる様々な考察も広く展開されている作品なのに、なぜか『嵐が丘』との類似性が語られていない…(?)ようですので、拙いながら触れてみようかと思います。19世紀イギリスの女性作家E・ブロンテの長編小説『嵐が丘』は、端的に言えば少年期に虐待され、恋人に捨てられた天涯孤独な男の復讐譚です。ヨークシャーの荒涼たる土地を舞台に、嵐が丘と呼ばれる館の主人・アーンショーが、孤児のヒースクリフを保護したことが悲劇の発端でした。3月のライオンの主人公・桐山零は、不慮の事故で家族全員を亡くします。そして父親の友人で、プロ棋士の幸田八段もアーンショーのよう...この感想を読む
家族もいない、友達もいない、あなたには何もないと、言われ自分の殻を閉ざしたままの主人公 零。ひょんなことから近所の家族と出会い夕飯をご馳走になったり何処かへお出かけしたりしていくうちに少しずつ心を開き、楽しいことや嬉しいを表情に出せるようになる。1人でお金を稼ぎ1人で生きているような気持ちになる零だが風邪をひけば色々な人が心配してくれる。悩みがあれば話を聞いてくれる。そんな環境に零はだんだんと表情豊かな人間になります。印象深かったのはお世話になっている家のひなたちゃんのイジメ。友達を庇ったことから標的がかわり、ひなたがイジメを受けるようになります。ひなたの為にちょっと間違えた方向ながらもなんとか助けようとする零に涙が出ました。おじいちゃん、お姉さん、そして学年主任の行動でひなたのイジメは解決します。担任の先生の不甲斐なさ、クラスのみんなの無関心さ、そんなものを現実に娘が受けたらと思うと締め...この感想を読む
「3月のライオン」は「ハチミツとクローバー」で有名な羽海野チカ先生が描く、将棋漫画です。羽海野チカ先生らしい、笑える部分もあるけど、登場事物の影の部分の描写もあったりして奥深い作品になってます。主人公は桐山零。中学生で将棋のプロになり、高校生になった現在もプロとして活動しています。この桐山零とある家族達がこの漫画の主な登場人物となっています。零は実の家族をなくしていて、自らが生きていくために将棋という道を選んだという結構なくらい過去をもつ人物。零となかよくなった別の家族のみんなもそれぞれに、抱えているものがあります。おもしろいので是非読んで下さい
よみがな:きりやまれい 年齢(作品時):17歳 性別:男 住まい:六月町 性格:真面目である一方、繊細で人と関わることが極端に苦手でもある。 特徴:黒髪、めがね 声優:河西健吾 仕事:プロ棋士 部活:将棋クラブ 棋風:オールラウンダー 実の家族:死別(両親、妹)
よみがな:かわもと ひなた ニックネーム:ひなちゃん 年齢(作品時):14歳 性別:女性 国籍:日本 住まい:東京 三月町 所属:私立駒橋高校 性格:気配り上手な心優しい性格 特徴:あらゆる意味で「活発」 好きな食べ物:からあげ トラウマ:いじめにあう
よみがな:しまだかい ニックネーム:島田さん 年齢(作品時):30代後半 性別:男性 国籍:日本 所属:奨励会 特徴:居飛車党 特技:将棋 職業:プロ棋士 出身:山形県天童市 階級:A級、八段
林田高志
落ち込んでいる中、寒い階段で牛乳とパンの昼食を摂っている主人公に対しての発言
桐山零
不幸続きの主人公が暖かい周りの人に触れ日常の明るさに気がついた瞬間
二海堂晴信
対局中のライバルが、相手の挑発に乗り無謀な攻めに出てしまった場面