そういう出会いを果たせる人は、この世にどれくらいいるでしょうね。 出会ったら必ず惹かれあってしまう。何度でも、何度でも。 あなたたちは出会ってしまったんですね。そのたった一人の人に。
野口医師
理解が深まる映画レビューサイト
映画レビュー数 5,784件
映画は、全然期待せずに観に行ったのに、うるっときてしまいました。子供が母親を想う気持ちが伝わってきて、切なくて、辛かったです。すごく集中して観ました。気付いたら終わってましたから。しかし、映画は、少し時間が足りない感じがしました。早足過ぎて、全部理解出来ず、何となくモヤモヤして、消化不良な感じでした。後に、原作本を買い、読んで「なるほど!!」と理解できた作品です。子役の武井証君が可愛いです。竹内結子さんに会うために一生懸命走っているシーンで、涙が出ました。子供にとって死んだ母親が戻ってきたのは、奇跡だっただろうなぁと思いました。でも、記憶がないことの意味も全てが奇跡なんですよね。本当に素敵な話だなぁと思います。
死ぬことが分かっていて、それでも人生を穏やかに過ごす。とても切なくて、最後の最後の謎がとけるところが、いい。大好きなひとがとってもいとおしくなる、もっともっと大事にしたくなる作品。号泣とはなりませんでしたが、涙なしでは観れません。こういう作品には弱い。竹内結子の清楚で可憐な姿と、素朴でしっかりとした演技も素晴らしく、森の中だったり、田舎の緑で綺麗な映像が余計に素敵なストーリーを作り出しています。あなたのとなりは居心地がよかったですという台詞と表情。そして、あの声。同性でも、すてきな人だなぁって感じます。純愛、いいです。でも、この2人。。。結婚も離婚もしてほしくなかったなぁ。
雨の季節に戻ってきた記憶を持たない妻と、再び暮らすことになった主人公。はじめは家族の実感もなく、夫にも息子にもぎこちない態度の澪が、徐々に彼らを受け入れていく過程が丁寧に描かれています。記憶を取り戻してからの彼女の様子がせつなくて、涙が止まりませんでした。残していく夫と息子に何かを残したいという愛情と、自分は去らなければならないという苦しみ。この映画は家族の愛情がテーマだと思いますが、同時に女性の強さも描いていると思います。恋人として、妻として、母としての色々な強さを、竹内結子さんが見事に演じていました。ラストの展開はファンタジー色が強いですが、それでもタイトルの謎と合わせてとても良くまとめられていたと思います。
野口医師
主人公が自分の悲しい運命を知りながらも、それでも愛する人に会いに行く