水曜日のエミリアの評価
水曜日のエミリアの感想
エミリアとその周りの家族たち
ナタリーポートマンのファッションからストーリーを見る。この作品を選んだのは、キャストのナタリーポートマンの作品だということだ。彼女の作品は、いろいろ見ているがとにかく演技力が高いことと彼女のスタイルも素敵でいつも憧れる。今回のこの作品のナタリーポートマンは、ファッションも個人的にとても好きで、NYらしい都会的で気取らず、大人なカジュアルファッションが良かった。季節は冬でダークカラーのざっくりしたニットに、細身のデニムを合わせ黒系のロングブーツにインして、ラフな感じでトレンチコートを前を開けてベルトで結んで着る、そこに柄ものグレー系のストールを軽く巻く感じだ。このトレンチコートとストールは何度も出てくるが、彼女の住んでいる家のインテリアの色と合っていて、とても馴染んでいたのが印象的だ。この時は、自分のスタイルを考える余裕がなく、コートはマフラーはいつもの場所にあり、それはさっと手にとって出...この感想を読む
不倫の末の略奪婚に幸せは見いだせるのか
略奪婚の末に幸せはあるのか不倫とはいかにして始まるものなのか。不倫が止められないものならば、略奪の先には幸せが待っているのだろうか。この水曜日のエミリアは愛されることに固執した女性のストーリーである。人間は愛することよりも愛されることを求める生き物だ。この物語の主人公であるエミリアもその例外ではない。エミリアは美貌と知性に恵まれていたにも関わらず、自から既婚男性のジャックを誘惑し不倫の末に妊娠し略奪婚を果たす。愛されたいという欲求に胸が締め付けられる自らジャックを誘惑したのには、エミリア自身も気が付いていない彼女の父親からの愛されたいという一種のファザーコンプレックスから来る想いからであった。一般的に女性は、思春期あたりから父親とは徐々に距離を置くようになる。その思春期を超えていくことで大人になり、自身の中にある父親という男性像を脱却し、他の男性と恋に落ち愛について学んでいくのである。...この感想を読む