銀座の恋の物語のあらすじ/作品解説

裕次郎・ルリ子のムードアクションの傑作！

あのカラオケで有名な”銀座の恋の物語”の名曲をモチーフにしていますが、”俺は待ってるぜ”でデビューした蔵原惟繕監督の、抒情的な映像感覚溢れる日活アクション映画の中の傑作の一本です。ラストシーンの銀座の街角を二人並んで歩くシーンや裕次郎が夜明けの銀座の中を人力車で走り抜ける俯瞰ショットなどに、ヒーロー・ヒロインの心情をその独特なカメラワークで抜いているところが素晴らしいです。メロドラマとアクション映画の要素を盛り込んだ”ムードアクション”というキャッチフレーズも、まさにこの映画の為といってもいいでしょう。石原裕次郎の魅力もさることながら、浅丘ルリ子の清々しい美しさは、絶対にご自分の目で確かめてください。必見！！