これ おはじきやろ。ドロップちゃうやんか!
清太
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「火垂るの墓」は野坂昭如の実体験をもとに書かれた作品で、主な登場人物は「清太」とその妹「節子」。 戦時中にたくましく、そして懸命に生きる姿を描写している。 冒頭のシーンは清太の回想シーンから始まる。すべてを失い瀕死寸前の清太の姿をもう一人の「清太」と「節子」が見守りながら物語を辿っていく。 時代は太平洋戦争末期に遡る。二人の父は海軍の大尉で家族を残し出征、清太は病気がちな母と妹節子を若干14歳という若さで守っていた。 今の神戸市に暮らしていたのだが神戸大空襲で家を失う。清太と節子は命からがら逃げ延びたが母親を空襲で失う。親戚の家に預けられ幼い子供にとって辛い日々は続き、二人はその家を窮屈に感じ、かつての防空壕跡を見付け二人の新しい住処とするのだが、元々裕福な暮らしをしていた清太は戦時中にはそんな栄光は何の役にも立たない現実を思い知らされる。 戦争というものが人間を変え戦地だけでなく内地でも戦い抜かなければならなかった、そんな姿がリアルな描写で観ている人に問題を提起させる作品となっている。
戦争の苦しみ、怖さは経験したひとにしか分からない戦争時代の話です。とても悲しい気持ちになる話ですので、戦争時代の嫌な思い出がある方には勧められない厳しい作品です。最初は、普通に生活を送っていた日本でした。突然、悲劇が起こります。悲劇とは、戦争のことです。現代人には理解し難い問題です。理解していると言っても本当の苦しさは、実際に体験した方にしか分からないと私は思います。アニメの中でその辛さを表現しようとしてみても、視聴者に伝わるものは悲しい気持ち、大変だったんだという同情心が主に伝わり、本当の怖さや辛さが理解されるわけではないと私は思います。戦争を経験した人は、涙を流しながら語り始めます。それ程、暗く、強く、熱く、、色々な心情が頭の中をよぎるのでしょう。そんな大変な経験をした方に、大変でしたね、辛いですね、と言ったところで、それは失礼ではないかと感じてしまいます。戦争は、恐ろしいです。だ...この感想を読む
小学校のとき、授業の一環で見たのが初めてでした。最初に観た時の衝撃は忘れられません。ちょっとしたトラウマです。この時代を知らないのでこれがリアルかどうかとか分からないけど小学生の私にものすごいショックを与えた作品。正直言って苦手です。どのシーンも見ているのが辛くてそのあと何回か見る機会があったのですが、一番最初に見て以来、最後まで見れたことがありません。。。お母さんの包帯姿、節子が衰弱していって意識朦朧で泥団子握ってるシーン。。。辛い、悲しい、かわいそう、怖いいろんな気持ちがぐるぐるして心が痛い。見てられない。でも一度は見たほうがいい作品なのかもしれないです。
清太と節子の2人は母を空襲で亡くしてしまう。その後は親戚のおばさんのところでお世話になるけれど、あの家でのこの兄弟への仕打ちは見ていてもツラかった。でも戦時中、誰もが自分の食べるものだけで精いっぱいな中、自分の子供とよその子供がいたらやっぱり自分の子供や自分の家族を優先してしまうのは仕方のないことなのかもしれない。その後、2人で暮らしていく姿は途中までは微笑ましいシーンもあるけれど節子が痩せ細っていったり幻想を見るシーンは胸が苦しくなってしまう。結局は清太も亡くなるのだが、「天国で家族で一緒にお腹いっぱいご飯を食べているかな」と思うことで子供ながらに少し気分が救われる気がしました。
よみがな:せつこ 年齢(作品時):4歳 性別:女 国籍:日本 住まい:兵庫県 性格:素直 特徴:おかっぱ頭 好きな食べ物:ドロップ 物語上での目的:生きること 家族:清太(兄)、母 死因:栄養失調
よみがな:おばさんのむすめ 生年月日:1972年7月13日 年齢(作品時):40歳 血液型:O型 身長:172cm 星座:やぎ座 性別:男子 性格:まじめ 好きな食べ物:もも 嫌いな食べ物:うめ
よみがな:jijiji 年齢(作品時):mkmk 性別:mkmk 国籍:mkmk 所属:mkmk 癖:mkmk 好きな食べ物:mkmk 嫌いな食べ物:mkmk 物語上での目的:mkmk トラウマ:mkmk
清太
栄養失調の節子が、大好物のドロップと間違えておはじきを舐めていたのが分かって言った清太の台詞。
節子
清太におなかの不調を訴えたときの節子の台詞です。医者にも行けない切ない兄弟の名シーンのひとつです。
親戚の叔母さん
清太が自分達も昼ご飯には、おむすびが食べられると思い、節子に昼はおむすび食べられるから雑炊がまんして食べ。という言葉に叔母さんからのお叱りの言葉。この時代は働かぬ者食うべからずが常識。雑炊食べられるだけでも恵まれているという事。