アナザー・カントリーのあらすじ・作品解説
アナザー・カントリーは、ガイ・バージェス事件という、ケンブリッジ出身者が中心となった有名なスパイ事件が元となっている映画である。 マレク・カニエフスカが監督し、アラン・マーシャルが製作をしている。 映画は、1983年のモスクワで、ロシアに亡命した老いたスパイを、ジャーナリストが訪ねるところから始まる。 1930年代の、欺瞞に満ちたパブリックスクールの生活、エリート社会、イギリスにしのびよる共産主義の思想などがよくわかり、世界各国で大ヒットした映画である。この映画の舞台は、王室や貴族の子供も通うパブリックスクールで、モデルになっているのは、名門中の名門と言われるイートン校である。特権階級の子供達が通うパブリックスクールの様子が、映画では見事に描き出されていると評判になった。 この映画は、カンヌ映画際では撮影のピーター・ビジウが芸術貢献賞を受賞し、英アカデミー賞では、脚色賞、編集賞、新人賞にノミネートされている。
アナザー・カントリーの評価
アナザー・カントリーの感想
英国美青年映画2TOPの片割れ
元々は舞台劇だったものを映画化した作品です。舞台でも出演していたルパート・エヴェレットとコリン・ファースは映画でも出演。ただコリン・ファースは舞台版とは役が変わっていたと思います。英国のパブリックスクールを舞台にした同性愛映画というと、これと「モーリス」が筆頭にあげられるほどの映画で、この映画で英国俳優を好きになった人も多いと思います。まだ同性愛が罪だった頃の英国が舞台になった映画で、人には大っぴらに言えない、日陰の恋がとても切なく哀しいです。ただ私は、同性愛者ではないけれど、共産主義者のジャッド役のコリン・ファースが一番好きでした。今でも変わらず素敵だと思います。
アナザー・カントリーに関連するタグ
アナザー・カントリーを観た人はこんな映画も観ています
- 俳優
- ティム・ロビンス、他
- 俳優
- レオノール・ワトリング、他
- 俳優
- ウド・キア、他
- 俳優
- カトリーヌ・ドヌーヴ、他
- 監督
- ジャック・ドゥミ
- 俳優
- ステファノ・ディオジニ、他
- 前へ
- 次へ