天然コケッコーのあらすじ・作品解説
天然コケッコーは、短編映画の制作を続けてきた、山下敦弘監督作品である。映画音楽は、多くのCM音楽を手掛ける「レイ・ハラカミ」が楽曲を提供し、主題歌は「くるり」が担当。カリスマ漫画家である「くらもちふさこ」の漫画が、原作となっている。 漫画雑誌、別冊マーガレットを卒業後は、コーラスでも最長編作・集英社文庫コミック版(全9巻)を発行し、第20回講談社漫画賞を受賞。 映画のストーリーは、山と田んぼが広がる、木村町を舞台に物語は始まる。全校生徒6名という分校に通う主人公「右田そよ」は、方言丸出しの女子である。その分校に、東京から引っ越してきた「大沢広海」が、転校生としてやってくる。そよは、初めてできた同級生大沢と過ごす時間を楽しむが、大沢は意地が悪い。自然の中で暮らす少女と、都会の少年との何気ない日常をリアルに描いた、幸福感があふれる作品である。 右田そよ役を夏帆が、大沢広海役を岡田将生が、演じている。
天然コケッコーの評価
天然コケッコーの感想
田舎のいい景色とステキなふたり。
そよちゃんをはじめ、子供たちの可愛さがいいですね〜。みんなで1つの家族みたいな年長者そよの面倒見の良さや、都会から不本意ながら来た大沢君の浮き方や馴染み方がいい塩梅になってます。景色に表情にと、見どころたくさんの作品です。修学旅行もね、いいですよね。都会の建物の大きさや、人の多さって異国みたいで、私もそこそこ田舎住まいなんでいろいろ共感しつつ観ました。今でこそ蓮っ葉な役柄もやるようになった夏帆さんですが、こういう方言丸出しの純朴な子を演じさせたらピカイチな女優さんです。そして大沢君の役は岡田将生君。これが映画デビュー作なんだったかな?初々しい演技がこんなに爽やかに映るのは、その後の活躍っぷりすら占っていたかのようです。
くるりの主題歌もよかった
もう少し若い時にこの作品に出会っていたら少し違った考え方が生まれていたかもしれないと思う主人公はそよは鈍感で石見弁炸裂のオテンバ娘で自覚はないがかなり美少女。そよを演じるのは夏帆。この役に夏帆ハマっていた様に思える。主人公のボーイフレンド広海は東京から村に転校してきて好き嫌いがハッキリしていて自分を持っている。広海を演じるのは岡田将生。この2人の距離感とかがなんとも言えない感じで画面に広がる若さを目一杯噛み締めさせてもらいました。くるりの主題歌もこの映画にとてもあっていて良かった。学生の時代に見る事ができていればもっと素直な気持ちでみれていたと思います。
田舎あるあると登場人物のキャラクターがみどころ。
過疎の村に住む純朴な少女「そよ」と、この町に転校してきた都会っ子の少年「大沢くん」との淡い恋物語を中心に、田舎の生活や人々の関わりあいが丁寧に描かれたこの作品。原作マンガの雰囲気がきちんと反映されていてかつ、山下敦弘監督のあの独特の世界も失われていないというところが個人的にすごく感動しました。音楽はくるり。山下監督はくるりが好きなんでしょうね。監督の他作品でも使われていますが、本作品の主題歌は中でも素敵な歌で、作品の世界のいい引き立て役になっています。とりたてて盛り上がりのない淡々とした平和なストーリーなのですが、田舎のあるあるとか、人物の描写が生き生きとしていて楽しめます。
天然コケッコーの登場キャラクター
大沢広海
よみがな:おおさわひろみ 血液型:B型 性別:男性 国籍:日本 性格:裏表がなく、好き嫌いがはっきりしている 特徴:歯に衣着せぬ物言いをする 価値観:トレンドに敏感 趣味:コンピュータゲーム 好きなもの:プロレス 誕生日:12/12
右田そよ
よみがな:みぎたそよう 血液型:O型 性別:女性 国籍:日本 性格:天心爛漫、お人好し、負けず嫌い、頑固、細かいことにこだわる、詰めが甘い、鈍感 特徴:美少女 一人称:わし コンプレックス:大根足 誕生日:5/18 方言:石見弁