剣風伝奇ベルセルク-BERSERK-のあらすじ・作品解説
「剣風伝奇ベルセルク-BERSERK-」は、三浦健太郎の長編ダークファンタジー漫画をアニメ化した作品である。放送期間&放送局は、1997年10月から1998年3月までの半年間(全25話)、日本テレビ系列、ベルセルクファンの間で、いわゆる「テレビ版ベルセルク」と呼ばれる作品が本作である。本作は原作漫画の「黄金時代編」を、アニメ化している内容で、主人公(ガッツ)と鷹の団団長(グリフィス)との出会い、その後の激闘、そして鷹の団全滅(ガッツ、キャスカ、リッケルトは生存)の原因である「蝕」までが描かれている。 あらすじは、大剣を振りかざし戦場を駆ける一匹狼の傭兵ガッツは、鷹の団団長グリフィスと運命的な出会いを果たし、鷹の団に入団する。鷹の団で、めきめきと頭角を現すガッツは、切り込み隊長なり数々の戦場を勝利に導くのである。しかし、鷹の団が逆賊認定をされる事で状況は一変、ガッツとグリフィス、鷹の団団員達の運命が狂い始める。関連商品として、本作を全話収録したブルーレイBOXが2012年に発売されてる。
剣風伝奇ベルセルク-BERSERK-の評価
剣風伝奇ベルセルク-BERSERK-の感想
残酷表現が秀逸なセル画アニメの傑作
一大巨編ダークファンタジーの前日譚『剣風伝奇ベルセルク-BERSERK-』は1997年に放映された原作漫画『ベルセルク』の黄金時代編を描いたアニメ作品です。黄金時代編では主に人間同士の争いが描かれていて、第一話と最終話近辺を除くとモンスター的な存在としては不死者のゾッドぐらいしか出演しません。そのためダークファンタジーの前日譚と言うことができるでしょう。制作したのは『ポケットモンスター』シリーズでも有名なオー・エル・エムです。3DCGやデジタル彩色では味わえないセル画のアニメ独特の迫力のある作品として仕上がっています。原作の『ベルセルク』はその書き込み量が尋常では無い事でも知られているのですが、アニメ作品として綺麗に落としこんでいると言えるでしょう。ディティールを簡素化しているのにも関わらずアニメでしか描くことのできないシーンを見事に描ききっています。ガッツが巨大な剣を振り回す剣戟のシーンは中々他のアニ...この感想を読む
映画よりもこっちの方が個人的には好き
昔、深夜に放映していたベルセルクのテレビ版。私は映画も、このテレビ版も全部見ていますが映画は時間の関係上、仕方がないですけどやっぱりテレビ版の方が、脚本が丁寧な仕上がりになっていたと思います。しかし、映像はやっぱり映画の方が綺麗だったな~と思います。作画の乱れも多いですし、今のようにCGばっかり使っているわけでもないですし。まぁ古いアニメですし、それも仕方ないですよね。でも、個人的には声優陣もこのテレビ版の方が好きでした。ちなみに、このテレビ版も、映画同様、原作の同じ部分である「鷹の団編」を映像化しています。終わり方も、「蝕」で終わりです。続きが見たかったな~。