変態王子と笑わない猫。のあらすじ/作品解説

変態王子と笑わない猫。のあらすじ・作品解説

変態王子と笑わない猫。は、2013年4月から6月までTOKYOMXやテレビ愛知などで放送された、さがら総の人気ライトノベルのアニメで全12話放映された。この作品は、町外れの一本杉の丘にある「笑わない猫像」に自分の煩悩を引き取ってもらい、それを必要とする誰かに渡してくれるという話を聞いた主人公の横寺陽人が、「笑わない猫像」に自分のいらないと思う”建前”を引き取ってもらったことから始まる青春迷走ストーリーである。建前を失った陽人は代わりに心に思ったことが垂れ流しになってしまい、常に女の子のことばかり考えている陽人は学校で変態王子というあだ名を付けられ困ってしまう。そんな陽人は「笑わない猫像」に願ったときに出会った本音を引き取ってもらった少女筒隠月子と協力してそれぞれが失ったものを取り戻そうと奮闘する。テレビアニメの放送に先駆けて『へんねこBBS』という30秒のアニメCMが放送され、後にBlu-ray特装版もーそうパックや特装版に収録された。

変態王子と笑わない猫。の評価

総合評価: 4.004.00; (4件)

映像: 4.384.38

ストーリー: 3.883.88

キャラクター: 3.753.75

声優: 4.134.13

音楽: 3.883.88

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変態王子と笑わない猫。の感想

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真の変態は視聴者である

主人公がわりと普通かもしれない思いついた下ネタをガンガン飛ばします。とみせかけて実際はそんなにたいした発言はしてないように思います。それより陸上部の部長を慕っている女の子、舞牧麻衣ちゃんの主人公への絡み方の方が引きます。男視聴者でも引きます。横寺陽人くんについては、思春期男子の思考としてはごく当たり前の範疇ですがそれを発言してしまうことに問題があるだけでしょう。"建前"を笑わない猫に願ったことにより失い、思ったことがそのまま口から出てしまうという困った設定ですが比較的かなり健全な少年のように思われます。そりゃ百円であれだけの同人誌が手に入るならだれでも買いますよね。女子の水着が見られるならスクワットぐらいします。それなりにメンタルの強い人からすれば変態王子なんて呼ばれもむしろご褒美にすらなりうるのではないでしょうか。数々の美少女に好かれるだけではなくそれなりの苦労に見合ったラッキースケ...この感想を読む

3.53.5

ねこっけ
2016/04/19

96view
2093文字

PICKUP

変猫がテンプレアニメではない理由

圧倒的な萌え力タイトルからも察することが出来るが、アニメ『変態王子と笑わない猫。』の魅力において萌え要素が占める割合は大きい。クーデレ、ツンデレ、お姉さん、ポニーテール、後輩などなど、ヒロイン達のキャラクター造形ではテンプレートなアイコン的属性がしっかりと踏襲されており、またビジュアル的な面においても、原案カントク氏が造ったキャラクターは他アニメと比較して優れていると感じることが出来る。しかし、このアニメにおける萌えの真骨頂は別の部分に存在していると、筆者は断定する。それはヒロイン達がストーリーの中で垣間見せる「闇」である。原作者さがら総は他作品においても可愛い女の子というラベルの裏に、どす黒い何かを覗かせるようなキャラクター造形を得意としているのだが、この作品においてもその特殊なキャラクター造形方法はいかんなく発揮されている。例えば、メインヒロイン筒隠月子の異様なまでの主人公への執着...この感想を読む

4.54.5

かすむし
2017/04/12

132view
2081文字

まぁまぁ笑える作品。

タイトルを見て、どんな話か想像できずに視聴しました。これも最近流行のライトノベルのテレビアニメ化なのでしょうか？イラストも可愛らしい感じですし、如何にもそういう感じの・・・といえば失礼ですが男性向けのアニメだと感じました。まず、設定が面白かったです。建前ばかりの男の子と、愛想笑いばかりの女の子が笑わない猫に、自分の建前と愛想笑いを引き換えに新たな自分を手に入れるが、それは不自由でもう一度、建前と愛想笑いを取り戻したいという・・・。良く分からない設定だけれども、なんとも説得力があり主人公の男の子がド変態なんだけれどもハーレムになるというありがちな設定も、すごく面白いと思いました。この話の後半は良かったですね。思いもよらない展開になり、私はわりと良い話だと思いました。

4.04.0