ベルセルク 黄金時代篇III 降臨のあらすじ・作品解説
ベルセルク黄金時代篇III降臨は、劇場公開された三浦建太郎原作の長期連載漫画のアニメ作品である。この劇場版は、原作漫画ファンの間でも人気高い黄金時代編を、全3作で描いた劇場版の第3作目にあたる。 この作品は、巨大な剣を駆使して戦う剣士ガッツと親友にして宿敵となるグリフィスとの因縁が描かれたアニメ作品である。劇場版第2作でグリフィスの組織である鷹の団を去ったガッツが、ガッツが去った後逆賊として追われるようになっていた鷹の団に帰還する。ガッツが去ったあと、グリフィスは反逆罪となり捕らえられ拷問を受けており、見るも無残な姿となっている。そんなこととは知らないガッツは、グリフィスがいなくなってから団をまとめているキャスカと共にグリフィスの奪還を決行する。 この作品は、エロスとバイオレンスの極限に迫った壮絶な描写に挑んだ作品であったため、明るさなどを調節したR15+指定として公開され、明るさなどの修正が無いバージョンがR18+指定として公開された。
ベルセルク 黄金時代篇III 降臨の評価
ベルセルク 黄金時代篇III 降臨の感想
作り手はたぶん「蝕」が描きたかったんだよね
ベルセルク前半の山場ともいうのでしょうか映画化された三部作、第3部はついに「蝕」がメインです。ここまで、散々原作を散らかした内容を映像化していましたがやはり、「蝕」が描きたかったのかなと思える作品に仕上がっていました。原作もエグイですが、やはり映像化してもエグイのは変わらないですよね。原作を読んでない方や、特にファンでもない方にはおさらいのような感じで見ると良いかもしれません。しかし、原作ファンに一人として言わせていただければベルセルクは「蝕」だけではないよね。たしかに原作の類を見ない衝撃的な展開に度肝を抜かれたのではないかと想像できますが作者は蝕を書きたかったから、ベルセルクを書いていたわけではないのではないでしょうか?個人的には、なんかもっと人物の心情の変化とかそういうのを綺麗にまとめてほしかったなと思いました。
劇場版ベルセルクの一区切り
全3部作「黄金時代」編の幕を引く第3作目劇場版アニメです。今作もベルセルクの物語の中でもかなりグロテスクな描写が多い蝕の話があるので今まで以上に初見の方は注意!3部作を通して蝕のシーンはかなり期待していたのですが原作を読んでいる身として、色々描写がカットされていた所が少々あてが違ったなというのが正直な所です。短い上映時間とは言えワイアルドの登場も丸々カットされていたのも残念です。それを差し引いても作画のクオリティは高く、蝕のシーンも原作に負けず描写してたと思います。今後もベルセルクサーガプロジェクトにより他の話も映像化される予定なので楽しみです。