蒼穹のファフナー RIGHT OF LEFTのあらすじ・作品解説
蒼穹のファフナーRIGHTOFLEFTは、2005年12月29日にテレビ東京系列で放送されたアニメ作品である。宇宙から飛来してきた敵「フェストウム」と人類の攻防を軸に、人型有人兵器「ファフナー」のパイロットに選ばれた主人公と少年少女達の葛藤が描かれている。 本作はXEBEC(ジーベック)制作のロボット・アニメ『蒼穹のファフナー(テレビ東京系列で2004年7月4日から12月26日まで放送)』の前日談に位置づけられている。タイトル『RIGHTOFLEFT』の由来は「去り行く者達の権利」となっている。 本作は平成18年度の第10回文化庁メディア芸術際審査委員会推薦作品を受賞。2006年4月5日より通常版と本編に加え特典ディスクつきのスペシャル版DVDが販売され、2009年2月4日より前作全26話と一緒にBD/DVD-BOXが初回限定生産で販売された後、2011年4月2日に数量限定で再販売されている。
蒼穹のファフナー RIGHT OF LEFTの評価
蒼穹のファフナー RIGHT OF LEFTの感想
蒼穹のファフナー・卒業から始まる原点
蒼穹のファフナー・原点にして重要な中間点蒼穹のファフナー本編終了後、続編の映画の前にTVスペシャルとして放映された本編。本編中に言葉として出てきたが、実態の分からなかったもののいくつかを映像化したものである。本編開始時にギリギリで整っていたアルヴィス戦力、その礎を築いたといって過言ではないL計画。やはりその中核を担うのも、少年少女であらねばならぬという悲しい現実…蒼穹のファフナーの世界観の根幹はそのままに、もっと残酷な戦いが繰り広げられる。竜宮島というものはそこまでして守らねばならないのかと、大人の視点から見るととてつもない葛藤がある。作品全体としての敵対勢力「フェストゥム」に対して、人類同士がまず手を取り合えない状況を、今作も逃亡という形で表していることが悲しくて切ない。そしてそれは主人公とヒロイン、またその周囲を取り巻く人物たちの島を守りたいという願いと、己の生存本能とのせめぎ合いとい...この感想を読む
アニメを見た後に見て欲しい
アニメ版の蒼穹のファフナーの一年前を描いた作品です。L計画という島の一部を切り離したおとり作戦のお話です。主要キャラクター達はファフナーのプロトタイプのようなものに乗っていますが、アニメに登場していないことから最後まで生き残れないんだろうなあと思いながら見なければいけないのが悲しいです。次々に同化現象などで死亡していく仲間たち。どんどん劣勢で絶望的な状況になっていきますが計画の目標の日数まで耐える主人公達。そして・・・L計画の最後には実は全員が脱出するための用意が隠されていたのですが、直前でフェストゥムの活動範囲が広まったために失敗し非常にも全員死亡してしまいます。それでも最後に同化現象に侵されながら海中で竜宮島にデータを送るシーンは名シーンだと思います。アニメでこの時命がけで渡した戦闘データが役に立ったのだと思うと、犠牲も多かったけどまったく無駄ではなかったのかなと思います。この感想を読む