HEROのあらすじ/作品解説

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ドラマレビュー数 1,147件

HERO

4.884.88
映像
4.50
脚本
4.88
キャスト
4.50
音楽
4.75
演出
4.63
感想数
4
観た人
20

HEROのあらすじ・作品解説

HEROは、2001年1月8日から3月19日の間、フジテレビ系列の「月9」枠で放送された日本のテレビドラマで、SMAPの木村拓哉が主演を務めた。 木村拓哉演じる久利生公平の経歴は元不良で中卒という、検事としては異例の経歴の持ち主である。物語は、この久利生公平が青森から東京地検の城西支部の刑事部に赴任するところから始まる。松たか子演じる雨宮舞子が久利生の事務官に立候補するのだが、久利生のジーンズにダウンジャケットなどのラフな格好や破天荒な仕事ぶりに、あきれ果ててしまう。 出世や保身ばかりを気にする他の検事や事務官と、自由奔放な久利生との間には軋轢が生まれる。そんな中、どんなに小さな事件でも時間をかけて徹底的に真実を追求する久利生の仕事ぶりを見て、雨宮を含め他の検事や事務官の考え方に徐々に変化が生まれていく。 このドラマは、真っ直ぐに生きていくのが難しい検事という職業のなかで、周りに流されず自分の考え・生き方を貫き通す久利生公平という人物の物語である。

HEROの評価

総合評価
4.884.88
(4件)
映像
4.504.50
脚本
4.884.88
キャスト
4.504.50
音楽
4.754.75
演出
4.634.63

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HEROの感想

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まるで素敵な絵本のよう

潜在的に刷り込まれている構造例えば、童話を書くときの基本は「行って帰ってくるお話し」だと聞きます。行って帰ってくることは、子供にとって大冒険だと。冒険と言うと行くだけでいいような気もしますが、ちゃんと帰ってくることが冒険を冒険にしてくれます。帰る場所があるから頑張れる、ということでしょうか。そして、帰れるだろうか、という不安が物語を面白くします。大人の「起承転結」が、子供の「行って帰ってくる」にあたるわけです。子供はまだ複雑なものを知りません。恋愛や上下関係、憎しみ悲しみ劣等感、経験しても、複雑なものを複雑に理解しません。複雑なものも単純に理解します。子供は自分のことを信じるしかないのです。まだ知恵が無いのだから仕方ありません。初めて見るものばかりです。だから、行って帰ることが素晴らしく面白いのです。どんなに怖いことがあっても、主人公は自分の家に帰ってくるから、子供たちは安心して本を読...この感想を読む

4.54.5
  • なかがわみきなかがわみき
  • 271view
  • 2756文字
PICKUP

こんな検事がいたら最高!

初めて知りました今まで、検察官という職業の事はほとんど知りませんでした。ニュースや新聞で目にする事はありましたが、具体的に何をしているのかというのは分からなかったし、どちらかというと刑事にとっては敵という印象でした。しかし、このドラマを見て、実は検察官が刑事よりも捜査権限がある事。検察官は単独でもその権限を行使出来る事を知りました。更に、事務官と呼ばれる方が秘書のように検察官を補佐するというのも、このドラマを見なかったら知る事はなかったでしょう。ドラマの中で検察バッジについて語るシーンがあります。夏の激しい陽射しと秋の冷たい霜を表現しているというそのバッジを、検察官の方達は誇りを持ってつけているのだと分かりました。ただ、脚本家の福田靖さんがヤメ検の弁護士に話しを聞いた所、本来検察官のお仕事は99.9%デスクワークで、久利生のようにお出かけをする事はないとの事で、ちょっと残念した(笑)。もし、検...この感想を読む

5.05.0
  • yukiyukiyukiyuki
  • 155view
  • 2042文字

木村拓哉がカッコよすぎる

検察官を題材にしたドラマをこれまでに見たことがありませんでしたが、どうしても堅苦しい内容になるのではないかと思っていました。しかし、HEROは伝えないといけない部分はきちんと伝える上で司法のことがわからない、興味がない人にもわかりやすく興味が持てる内容になっていて、恋愛のことも盛り込んであるため取っつきやすくなっていると思いました。木村拓哉と松たか子の距離がだんだんと縮まってお互い意識してきているのが1話ごとに伝わってきて、フランス大使館のパーティに誘うときもサラッと誘えばいいのに江上検事と行ったら?と思ってもないことを言ってしまって、松たか子も誘われるの期待していたのに動揺して最初に断った江上検事を誘いに行ってしまうところなどもどかしい場面が多くて、くっつくのはわかっているけどどんな風にくっつくのか気になってしょうがないです。事件のことも見る側にわかりやすく、絶対あれだけ勉強していて真面目...この感想を読む

5.05.0
  • ysugiysugi
  • 118view
  • 504文字

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HEROの登場キャラクター

久利生公平

よみがな:くりゅうこうへい 年齢(作品時):27歳 性別:男 国籍:日本 所属:東京地検城西支部 特徴:ラフなジーンズにダウンジャケット 趣味:通販オタク 職業:検事 最終学歴:中卒 お気に入りのタバコ:マールボロ スポーツ歴:野球 サッカー

雨宮舞子

よみがな:あまみや まいこ ニックネーム:あまみや 生年月日:1976年10月15日 性別:女性 国籍:日本 住まい:東京都 所属:東京地検城西支部 事務官 特徴:自立したキャリア・ウーマンに憧れ、検察庁の内部試験による検事(副検事から検事となる道)を目指している(が、それを江上に相談したために恋愛感情と勘違いさ...

麻木千佳

よみがな:あさぎちか 年齢(作品時):28 性別:女 所属:東京地検城西支部 性格:元ヤンキーの為、初回から乱暴な言葉遣いをする ポリシー:検察事務官になったのは、偶然お堅い職業を探していた時に見つけ、試験を受けたら受かったという経緯の為、事務官の仕事に対しては仕事と割り切っている。 特徴:大食いだが...

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HEROの名言

俺たちみたいな仕事ってな、人の命を奪おうと思ったら簡単に奪えんだよ!これっぽっちの保身の気持ちでな、ちょっと気を緩めただけで、人を簡単に殺せんだよ!

久利生公平

被疑者扱いされた青年が自殺し、青年を追いつめた刑事に叫んだシーン

被害者の味方できるの、検事しかいないだろ。

久利生公平

捜査に行き詰まり、くじけそうになった事務官を主人公が励ます一言。

いきなり人を突き落とすような奴をな、ここじゃ未来ある若者とは言わねんだよ!あっ!

久利生公平

正当防衛として送検されてきた被疑者の取り調べをする久利生。被疑者は黙秘権を使い一切喋らない。これは弁護士との打ち合わせによるもの。しかし、久利生はこれに疑問を感じ、警察に書かれていない新証言を見つけて被疑者を殺人罪で起訴しようとする。そこで弁護士から圧力をかけられた久利生が言い放った一言。

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