アットホーム・ダッド AT HOME DADの評価
アットホーム・ダッド AT HOME DADの感想
アットホーム・ダッドは隠れた名作
コメディでありながら考えさせられる内容亭主関白で古風な考え方を持つ主人公(阿部寛)にとって『主夫』は最も遠い存在であるが、突然のリストラによって止むを得ず主夫になり、悪戦苦闘するという内容である。序盤はコメディ的な要素が強いが、主人公が主夫となることで、自分の過去の態度を悔いたり、妻への日頃の感謝の気持ち、また家族とは一体何なのかを考える場面を描くことで、忘れがちな感情を視聴者にも今一度考えさせる作品となっている。阿部寛の演技が生きるこの作品において最も重要なのが、役者がコメディとそうでない部分をどう演じ分けるかである。普通は笑顔でコメディ、真剣な表情でそうでない部分を演じ分けそうな気がするが、主人公役の阿部寛はそれとは正反対で、真顔でコメディ要素を演じ、逆に笑った表情でそうでない部分を演じきっていた。しかもその演技に不自然さがなく、笑わせるところでしっかり笑わせ、真面目な部分では考え...この感想を読む
夫に見せたいドラマナンバーワン!
最初の、主婦をナメきっている、偏見に満ちた男性の典型が成長する様は、主婦にとっても「あなた、批判しているけれどこの人と一緒よ」と言いたくなるくらい描写がうまい。「外に出て働いていない=ヒマ」という、絶対的になくならない、でも夫には真逆だという事をわかって欲しい妻たちが何万人いるか(笑)主人公の「家では何も出来ない度」がどんどん下がっていき、最終的には漬け物をお裾分けするまで成長する様は見ていて共感し、同時にこどもの成長を見届けるようなクスリとした笑いも得られ、「専業主夫」の社会的立場をよく理解しており感心する。家で何もしなければ子どもにもバカにされ、でもそれを認めたくないから必死に頑張る。社会人一年目と同じ事を、しっかりとしたキャラクター設定で描かれている。専業主婦だって、最初は主人公と同じなのよ、何も出来ないから始まって少しずつ成長して家事育児に慣れるんだからいきなり出来るわけないで...この感想を読む
アットホーム・ダッド AT HOME DADの登場キャラクター
杉尾優介
よみがな:すぎお ゆうすけ ニックネーム:自称・カリスマ専業主夫 年齢(作品時):34歳 性別:男性 国籍:日本 所属:専業主夫 特徴:あらゆる家事をテキパキとこなし、主婦仲間とも要領よく付き合うなど、パーフェクトな“主夫"業をこなしている。 価値観:独りを嫌う 妻:杉尾 笙子(すぎお しょうこ)人材派遣会社の...
山村和之
よみがな:やまむら かずゆき 年齢(作品時):37歳 性別:男 性格:口下手で素直に愛情表現をする事が苦手 ポリシー:「男は、仕事、女は、家庭」という古風な考え 特徴:プライドが高く自分で何でも出来ると思っている 価値観:専業主夫を馬鹿にしている 嫌いな食べ物:甘い物 物語上での目的:会社をリストラされ、...