空から降る一億の星のあらすじ・作品解説
空から降る一億の星は2002年4月15日から6月24日にかけてフジテレビ系月曜21時「月9」枠にて放送された日本のテレビドラマである。全10回中平均視聴率は22.6%、最終回でもあった最高視聴率は27.0%と2002年連続ドラマの年間最高視聴率を記録し大ヒットを叩きだした。 主演はお笑い芸人明石家さんまとSMAP木村拓哉のダブル主演であり初共演作、明石家さんまにとっては初の月9ドラマ主演作品ということで開始当時から大きな話題となった。共演には深津絵里、井川遥、柴咲コウ、田山涼成、八嶋智人らが出演いる。 このドラマはラブサスペンス作品で、物語は明石家さんま演じる刑事の堂島完三が女子大生殺人事件を担当していたのだが、知人のパーティーで偶然殺人事件に遭遇、その時に出会った木村拓哉演じるコック見習いの片瀬涼を殺人事件の容疑者として目をつける。しかし堂島と同居する深津絵里演じる妹の優子は片瀬と出会い惹かれてしまうのであった。
空から降る一億の星の評価
空から降る一億の星の感想
純粋に”傑作”
月9でラブサスペンスという意外性当時月9のドラマでラブサスペンスが放送されるということ自体がまず珍しかった。月9といえば恋愛ドラマが主流だし、そうでなくてもとにかく明るいドラマが多かった。このドラマは明るさとは正反対で、終始暗い内容が続く。脚本家の北川悦吏子ももともと恋愛ドラマを主流としてドラマを描いてきた人だが、ラブサスペンスである今作こそ彼女の傑作ともいえると思う。要点だけを見ていくと確かに女性の作家が書きそうな内容がたくさんある。財閥の娘とコック見習いの不釣り合いな恋愛関係や、刺されたことで記憶を取り戻す件、この物語のポイントである恋愛関係にあった二人が実は兄弟であったという設定、あらゆる展開で少女漫画のような筋書が使われている。これらのある種わかりやすい題材はドラマを生々しくみづらいものにしがちだと思うが、結果としてそうならなかったところが一つ良かった点だと思う。重くならなかった要...この感想を読む
優子の感情剥き出しっぷりがすき
レビューを書くにあたって見返していると、まず本当に最近のドラマにはない豪華さ、そしてストーリーの面白さだなあと。木村拓哉に深津絵里にさんまさんに柴咲コウに井川遥って、、、最高か!!!このドラマの深津絵里演じる優子が好きです。年齢設定は忘れたけど、あんな風にいつまでも生きられたら、、って思います。大切な友達にはとことん優しい。気に食わない人にはもろ態度に出す。好きな人には無償の愛をあげる。その時の感情で表情がころころ変わる優子がとても可愛く美しいです。「私、あなたの味方だよ。世界中が敵に回っても、あなたの味方だよ。」このセリフを言う優子の真っ直ぐな目にぐっときて涙してしまいます。このセリフをこんな嘘のない目で言えるのって凄い。心が冷え切った涼が惹かれていくのも無理ないです。あと優子で注目したいのはファッションですね。いつもボーイッシュなファッションなんですが、でもネイルがワイン色だったり...この感想を読む
空から降る一億の星の登場キャラクター
堂島完三
よみがな:どうじまかんぞう 年齢(作品時):40歳 性別:男性 国籍:日本 所属:日ノ出警察署刑事課 特徴:心の傷を引きずったまま暮らしている 価値観:妹である優子をとても大事に思っており、時々愛情が度を越してしまうこともある 特技:うどん作り 職業:刑事 過去:追っていた殺人犯を拳銃で殺してしまった過去を...