気持ちの落としどころがわからない物語
始まり方は悪くないのだけど軽井沢で隠遁生活を送っているジョンが亡き母と面影がそっくりな女性を見つけ(彼女の息子がジョンだったこともその勘違いを加速させる)、思わず後を追うのだけどそれは全くの人違いだった。母親はもう死んでいるのだから当然そうなのだけど、突然のめまいに思わずしゃがみこむと自分が今いる橋が突然笑うというシュールな展開で、思わずその世界に没頭しそうになった。こういう始まり方は決して悪くないのにそこからの物語の展開は、感動させようとしているのか、泣かせようとしているのか、笑わせようとしているのか、悩ませようとしているのか、その気持ちの落としどころがさっぱり分からない。全体的にそんな気持ちになる物語だった。ジョンが便秘である必要性ストーリーの最初から最後まで彼はしつこい便秘に悩まされている。そもそもその設定が必要なのかどうかがわからない。病院にいって病院の周りの不思議な森で不思議...この感想を読む
1.51.5
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