現代に蘇らせた海賊物語 - フックの感想

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現代に蘇らせた海賊物語

3.53.5
映像
3.5
脚本
3.5
キャスト
3.5
音楽
3.5
演出
3.5

最初から設定を大航海時代においたものとは違います。 これは現代の仕事にどっぷりと浸りきって冒険も家庭の愛も忘れがちになってしまっている企業のサラリーマンが、子供を連れさられる事件をきっかけに自分らがピーターパンやネバーランドに関係していると分かり、夢の世界の冒険に旅立つという設定です。 つまり史実に重きを置いたり、本来の海賊戦ではなくて、ピーターパンの設定をあえて現代に蘇らせて 新たに作り上げた物語と言えます。 実際に子供を助け出すためにた主人公は特訓の末に再びピーターパンとして蘇り、フック船長と対決します。 このあたりのシーンはやはり飽きさせませんが、個人的には他の海賊のような激しさとスペクタクルが好みなのでちょっと物足りませんでした。 この辺りの不足感は、映画の狙いが実は子供向けの作品のように向けて、理想を失った大人に子供の頃の夢を取り戻させるのがメインであるせいかもしれません。

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他のレビュアーの感想・評価

ロビン・ウィリアムス

ディズニーの実写作品のなかでも愛してやまない。はじめて観たときはおそらく小学校1~2年の頃だったと思う。おひるねの時間に、薄暗いなかこのフックが画面を灯していた。小さい子ならだれでも通るおとぎ話のなかでも、女の子むけの王子が出てくる甘いストーリーではなく、かといって怪獣や戦いにまみれた男の子向けのヒーローショーでもなく、絶妙なバランスでファンタジーを描くピーターパンのキャラクターを踏襲し゛二次創作゛的な描き方が、ひとつぶで二度おいしい感を出している。大人になってから観ると、感情移入の対象がロビン演じる大人のピーターにもなったりして、ここでもひとつぶで二度おいしい仕上がりに。ティンカーベルはアニメ版よりもボーイッシュなつくりだが、実写化するにあたってはセクシーすぎずいい頃合いかな?ふとっちょの男の子を始め、ネバーランドのちびっこたちもひとりひとりいいキャラクターだ。ピーターは大人になること...この感想を読む

3.53.5
  • ホノホノホノホノ
  • 93view
  • 500文字

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