ロビン・ウィリアムス
ディズニーの実写作品のなかでも愛してやまない。
はじめて観たときはおそらく小学校1~2年の頃だったと思う。
おひるねの時間に、薄暗いなかこのフックが画面を灯していた。
小さい子ならだれでも通るおとぎ話のなかでも、女の子むけの王子が出てくる甘いストーリーではなく、かといって怪獣や戦いにまみれた男の子向けのヒーローショーでもなく、絶妙なバランスでファンタジーを描くピーターパンのキャラクターを踏襲し゛二次創作゛的な描き方が、ひとつぶで二度おいしい感を出している。
大人になってから観ると、感情移入の対象がロビン演じる大人のピーターにもなったりして、ここでもひとつぶで二度おいしい仕上がりに。
ティンカーベルはアニメ版よりもボーイッシュなつくりだが、実写化するにあたってはセクシーすぎずいい頃合いかな?
ふとっちょの男の子を始め、ネバーランドのちびっこたちもひとりひとりいいキャラクターだ。
ピーターは大人になることを選び、ウェンディはみんなのおかあさんにはならなかった。
大人になってしまったピーターと、それを見守りつづけたウェンディの関係が切ない。
ハリー・ポッターで知られるマギー・スミスのウェンディが泣かせる好演。
- あなたも感想を書いてみませんか?
- レビューンは、作品についての理解を深めることをコンセプトとしたレビューサイトです。
コンテンツをもっと楽しむための考察レビューを書けるレビュアーを大歓迎しています。 - 会員登録して感想を書く(無料)