フックのあらすじ・作品解説
フックは、ジュラシック・パークやE.T.などを代表作とするスティーブン・スピルバーグ監督によって1991年12月11日にアメリカで公開されたアメリカのファンタジーコメディ映画である。日本では1992年6月20日に公開され、興行収入は23億円を超えた。 原作は「ピーター・パン」で、タイトルはピーター・パンの宿敵である船長の名前である。 舞台はピーター・パンが40歳になった世界で、かつて自分がピーター・パンであったことを完全に記憶の中からなくしてしまい敏腕弁護士として家庭を省みずに仕事ばかりしているピーター・バニングが、ある日妻の祖母が暮らすイギリスへ家族旅行へ行った際、子供たちが誘拐されてしまい、突然現れたティンカーベルとネバーランドへ向かう物語である。そこで自分がピーター・パンであった記憶を取り戻しながら、子供たちを救うために奮闘していく姿が描かれている。 ピーター・バニングをロビンウィリアムズ、ティンカーベルをジュリア・ロバーツ、そして宿敵の船長をダスティン・ホフマンが演じている。
フックの評価
フックの感想
ロビン・ウィリアムス
ディズニーの実写作品のなかでも愛してやまない。はじめて観たときはおそらく小学校1~2年の頃だったと思う。おひるねの時間に、薄暗いなかこのフックが画面を灯していた。小さい子ならだれでも通るおとぎ話のなかでも、女の子むけの王子が出てくる甘いストーリーではなく、かといって怪獣や戦いにまみれた男の子向けのヒーローショーでもなく、絶妙なバランスでファンタジーを描くピーターパンのキャラクターを踏襲し゛二次創作゛的な描き方が、ひとつぶで二度おいしい感を出している。大人になってから観ると、感情移入の対象がロビン演じる大人のピーターにもなったりして、ここでもひとつぶで二度おいしい仕上がりに。ティンカーベルはアニメ版よりもボーイッシュなつくりだが、実写化するにあたってはセクシーすぎずいい頃合いかな?ふとっちょの男の子を始め、ネバーランドのちびっこたちもひとりひとりいいキャラクターだ。ピーターは大人になること...この感想を読む
現代に蘇らせた海賊物語
最初から設定を大航海時代においたものとは違います。これは現代の仕事にどっぷりと浸りきって冒険も家庭の愛も忘れがちになってしまっている企業のサラリーマンが、子供を連れさられる事件をきっかけに自分らがピーターパンやネバーランドに関係していると分かり、夢の世界の冒険に旅立つという設定です。つまり史実に重きを置いたり、本来の海賊戦ではなくて、ピーターパンの設定をあえて現代に蘇らせて新たに作り上げた物語と言えます。実際に子供を助け出すためにた主人公は特訓の末に再びピーターパンとして蘇り、フック船長と対決します。このあたりのシーンはやはり飽きさせませんが、個人的には他の海賊のような激しさとスペクタクルが好みなのでちょっと物足りませんでした。この辺りの不足感は、映画の狙いが実は子供向けの作品のように向けて、理想を失った大人に子供の頃の夢を取り戻させるのがメインであるせいかもしれません。この感想を読む
おじさんになったピーターパン
大人にならないはずのピーターパンが、弁護士になり、家庭を顧みない仕事人間になっちゃっているという夢のない設定から始まります。妻の祖母、ウェンディの家に行くと、フック船長に自分の子供を誘拐されました。子供たちを助けるためにティンカーベルと一緒にネヴァーランドへ帰るおっさんになったピーターパン。ピーターパンに戻るための特訓はとても大変そうでした(笑)フック船長は特殊メイクのダスティン・ホフマン、あんまり面影がありません。ティンカーベルにはジュリア・ロバーツ、若い頃のウェンディはグウィネス・パルトロウ、おばあちゃんウェンディはマギー・スミスなど、出演している俳優は超豪華です。
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