アメリカの歴史は繰り返される
アカデミー賞で話題となったジェームズ・キャメロンの作品。 結局、受賞したのは元奥さんの『ハート・ロッカー』が総ナメをしちゃいました。 そもそもアカデミー賞の箔を付ける必要がないぐらいヒットしていて、ほとんど知られなかった『ハート・ロッカー』に票が集まりました。 『ハート・ロッカー』はアメリカ万歳の作品であるに対し、この『アバター』はアメリカが侵略者という真逆の設定となっている。 そうなると、アメリカの印象が悪い『アバター』よりもアメリカが正義の『ハート・ロッカー』が選ばれるのは言うまでもないだろう。 それで本作が話題となったのは3D技術であり、これがきっかけで後続の映画は3Dが多くなりました。 主演がジェームズ・キャメロンのお気に入りサム・ワーシントンだが、素顔よりも先住民のナヴィとなったアバターがほとんどであまり記憶に残らない。 シガニー・ウィーバー、ゾーイ・サルダナなんかもいるけど、ナヴィでいる事がほとんどで、こちらも記憶に残らない。 唯一、強い個性を発揮していた傭兵部隊を率いるスティーヴン・ラングの暴走ぶりが記憶に残るのみ。 物語はどこかで見た先住民を排除しようとする侵略者の構図で、なんだかアメリカの歴史を見ているような気がした。 それで真っ先に出てくる感想は「青かった」だけで、何度も鑑賞したいという気持ちにはならないぐらいストーリーに面白味や新鮮さがなかったですね。
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