アメリカの歴史は繰り返される - アバターの感想

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アメリカの歴史は繰り返される

3.03.0
映像
3.0
脚本
2.5
キャスト
2.0
音楽
2.5
演出
2.5

アカデミー賞で話題となったジェームズ・キャメロンの作品。 結局、受賞したのは元奥さんの『ハート・ロッカー』が総ナメをしちゃいました。 そもそもアカデミー賞の箔を付ける必要がないぐらいヒットしていて、ほとんど知られなかった『ハート・ロッカー』に票が集まりました。 『ハート・ロッカー』はアメリカ万歳の作品であるに対し、この『アバター』はアメリカが侵略者という真逆の設定となっている。 そうなると、アメリカの印象が悪い『アバター』よりもアメリカが正義の『ハート・ロッカー』が選ばれるのは言うまでもないだろう。 それで本作が話題となったのは3D技術であり、これがきっかけで後続の映画は3Dが多くなりました。 主演がジェームズ・キャメロンのお気に入りサム・ワーシントンだが、素顔よりも先住民のナヴィとなったアバターがほとんどであまり記憶に残らない。 シガニー・ウィーバー、ゾーイ・サルダナなんかもいるけど、ナヴィでいる事がほとんどで、こちらも記憶に残らない。 唯一、強い個性を発揮していた傭兵部隊を率いるスティーヴン・ラングの暴走ぶりが記憶に残るのみ。 物語はどこかで見た先住民を排除しようとする侵略者の構図で、なんだかアメリカの歴史を見ているような気がした。 それで真っ先に出てくる感想は「青かった」だけで、何度も鑑賞したいという気持ちにはならないぐらいストーリーに面白味や新鮮さがなかったですね。

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他のレビュアーの感想・評価

アバターもえくぼ

はるか遠い未来。資源を求めて宇宙へと進出した人類は、未知の惑星の開拓に着手するようになる。しかしもちろん、人の住める環境をもった星には先住民がおり、共生か排除かの二択しか取るべき道がないのが現実だった。エイリアンでもそうでしたが、かなり大がかりなプロジェクトの割に、政府というより企業が単独で力を振るっている描写をSF映画ではよく観る事があるなあと思いました。もちろん、裏では政府がからんではいるのでしょうが、なんだか結構独断で行われている印象が強いですよね。映像から世界観から全体的によくできている映画だとは思いますが、最終決戦時での、せっかくの数と地の利を生かせる状況であるにもかかわらず、正面から無策にぶつかりあった主人公の脳筋ぶりだけが腑に落ちませんでした。俺はてっきり、もうちょっと策を練って攪乱しながら人間勢力に善戦するものの、あと一歩のところで近代兵器に逆転されてしまう、といった展開...この感想を読む

4.04.0
  • ピッチャーピッチャー
  • 113view
  • 457文字

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