ファーストガンダムからZガンダムへの世界~ニュータイプの存在
オープニングは宇宙空間の三次元描写~クワトロ大尉、アポリ中尉、ロベルト中尉が搭乗するリック・ディアス。最初に観たン十年前には、この段階で声優が池田秀一というだけでシャア・アズナブルなのだろうと想像してワクワクしたものだ。でも何故リック・ディアス同士が手をつなぐ必要があったのだろう…。 その後のシーンでカミーユ・ビダンが登場する。柔道の練習を「病欠します!」と言って抜け出していくシーン。この辺りで改めて感じるのが、この時代のアニメは入射光の多用がされている事。あしたのジョー2あたりからだったと思うけど、やたらと多い。 アナログなセルアニメ時代だったからこそ、技法をどんどん使いたかったのかもしれないと思った。専門家じゃないから詳しくはないけど、透過光や多重露光とかも結構あるし。 ファ・ユイリィとともに宇宙船に乗り、クワトロの存在を感じるカミーユ。クワトロもまた「この感触、アムロ・レイ・・・ララァ・スンか」とニュータイプを感じるシーンがあり、ファースト世代から観ている者には、たまらなかった筈だ。 ファーストのイメージを踏襲しながらも、ジェリドやエマなどのキャラクターがZガンダムという作品に厚みを持たせているんじゃないかな。
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