レクター博士現るの巻
ハンニバル・レクターシリーズの第1作目であるこの作品。 続編からはレクター博士の独壇場と化していますが、シリーズとしてみると本作はいわば序章といった位置づけになるかと思います。 この作品のメインのストーリーは、「バッファロー・ビル事件」と呼ばれる猟奇的殺人犯の捜査ということになっていますが、本当の本筋は”レクター博士現るの巻”なんです。 ですから、「こっからレクター大暴れするよ」的なほのめかしで終わったのにもかかわらず、続編までに約10年もの空白期間があったことが不思議です。 まあ、「ハンニバル」が公開されたころにはそんなことすっかり忘れていましたが。なにか大人の事情でもあったんでしょうか。 今やジェイソンやフレディにも劣らぬキャラクターのレクター博士ですが、ここまでに成長したのも第1作目のアンソニー・ホプキンスの怪演あってのことだと思います。 公開から20年以上たった今見ても、強烈な存在感を放っています。
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