レクター博士現るの巻 - 羊たちの沈黙の感想

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レクター博士現るの巻

4.54.5
映像
5.0
脚本
5.0
キャスト
5.0
音楽
3.5
演出
5.0

ハンニバル・レクターシリーズの第1作目であるこの作品。  続編からはレクター博士の独壇場と化していますが、シリーズとしてみると本作はいわば序章といった位置づけになるかと思います。 この作品のメインのストーリーは、「バッファロー・ビル事件」と呼ばれる猟奇的殺人犯の捜査ということになっていますが、本当の本筋は”レクター博士現るの巻”なんです。 ですから、「こっからレクター大暴れするよ」的なほのめかしで終わったのにもかかわらず、続編までに約10年もの空白期間があったことが不思議です。 まあ、「ハンニバル」が公開されたころにはそんなことすっかり忘れていましたが。なにか大人の事情でもあったんでしょうか。 今やジェイソンやフレディにも劣らぬキャラクターのレクター博士ですが、ここまでに成長したのも第1作目のアンソニー・ホプキンスの怪演あってのことだと思います。 公開から20年以上たった今見ても、強烈な存在感を放っています。

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他のレビュアーの感想・評価

謎を解く鍵と引き換えに・・・

ずっと見たいと思いつつ、放置になっていた作品でした。やっと、見始めたらすぐに話に引き込まれてしまいました。主人公の訓練生は若き日のジョディ・フォスター!見始めるまで知らなかったので、ここでもテンションあがりました(笑)猟奇殺人事件のなぞ解きを猟奇殺人者であり精神科医であるレクター博士とFBI訓練生のクラリスが行う。もちろん、ただ謎解きするわけではなく、レクター博士は意味深なヒントを出すのみ。クラリスとレクター博士の深いやり取り、お互いを常に値踏みするような視線の絡み合う演技はさすが!!!クライマックスではクラリスの勇敢な立ち振る舞いに手に汗握る展開。そして最後の最後、忘れた頃に再び現れるレクター博士!ぞっとさせてくれます。ただのサスペンスホラーより、一味もふた味も濃い中身となっているので、グロ耐性のある方と虫が大丈夫な方でしたら是非ともお勧めしたい一品です!これから原作の小説も読んでみたいと...この感想を読む

4.54.5
  • necoco96necoco96
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  • 414文字

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