コハクで蘇った「ジュラシックパーク」 - ジュラシック・パークの感想

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コハクで蘇った「ジュラシックパーク」

4.54.5
映像
4.5
脚本
4.5
キャスト
4.0
音楽
4.0
演出
4.0

コハクで蘇った「ジュラシックパーク」 現在、NHK朝ドラの「あまちゃん」が、岩手の久慈市を中心にロケや物語が進行している。 その物語の中に「琥珀」が登場してくるが、ここの久慈市は国内でも有数の琥珀の産地なのです。 久慈地方のコハクは、恐竜時代といわれる中世代の白亜紀という、凡そ8500万年前のものといわれ、その中には「虫入り琥珀」というのがあり、生物のDNAが保存されているといわれる。 大ヒット映画の「ジュラシックパーク」は、琥珀に閉じ込められた蚊の血液からDNAを採取し恐竜を蘇らせるという設定なのです。  「バイオ・テクによって現代に甦った大昔の恐竜と人間の死闘を描いたSFXの超大作で、そこは太古の恐竜が、琥珀の虫の遺伝子工学によって蘇ったアミューズメント・パークだったのだ。 だがオープン間近の「ジュラシック・パーク」に、次から次と恐竜の脅威が襲いかかり、恐竜の群が一斉に人々に牙を剥き始めるのです。」 CGで造られた物とは承知はしているが、やはりリアルな恐竜の恐怖の映像は、驚愕であり感動的でもあります。 全体的には空想的物語ではあるが、生物の歴史や進化の過程という生物学的見地やテーマも見えてきて、さすがにスピルバーグという稀代の監督によりに映画化(1993年)された秀作であります。

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クローン開発に対する倫理観と問題点を問う映画

生命の可能性に対する人間の認識不足ジュラシック・パークの恐竜はクローンでできていて、卵から孵化するときはパークの創設者であるジョン・ハモンド氏を親であると認識させるために必ず立ち会うようにしていました。恐竜はすべてメスであり、卵を外で産むことはないように管理していました。ハモンド氏が本物の恐竜でパークを作ったのは、「まやかしではない本物をつくりたい」という思いからで、ほぼ道楽で作ったのではないかと思うほどです。未知数の生き物を扱っている割には職員の数は多くなく、施設を管理しているコンピュータエンジニアは1人しかいませんでした。彼はお金に困っていることもあり仕事量に比べて給料が少ないと訴えていました。個体数の管理も完璧で、恐竜はすべて管理しているといっているハモンド氏に対し数学者のイアン・マルカム博士だけは異議を申し立てます。生命の繁殖しようとする力は未知数で、いくらメスだけで管理している...この感想を読む

5.05.0
  • kilyoukakilyouka
  • 342view
  • 2036文字
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