本物のロッカーになった男 - スクール・オブ・ロックの感想

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本物のロッカーになった男

3.53.5
映像
3.0
脚本
3.0
キャスト
4.0
音楽
4.0
演出
3.0

目次

才能

コメディも音楽も大好きなのでワクワクしながらみられました。落ちこぼれのロッカーが友人になりすまして小学校の教師になるという話なんですが、本当子供たちの才能がすごくて!もちろん勉強や規律などすごく大切なのはわかります。でも大人がこういう子供たちの才能を潰してはいけないですよね。デューイは確かに性格は問題あります。でも彼には人の才能をみつけるという才能があるって感じましたね。華やかなステージに立つ子だけではなく、照明やマネージャーなど裏方の才能もみつけています。彼自身はそこに気づいていないかもしれないのですが、的確に才能を見出しているんですよね。そして何よりよかったのが親たち!普通ならあんなことしたら大激怒です(笑)映画なので都合よく描写しているのはわかるのだけど、あそこで子供達やデューイを責めるシーンがもしあったら魅力半減なのでこれで良かったと思います。

デューイの成長

彼の最初のステージはものすごく自己中でした。ロックをとても愛しているのはわかりますが、正直彼はロックではなかったと思います。でも子供たちの才能に触れたことにより、今一度自分のことを見直すきっかけになったのではないでしょうか。ひとりよがりのダイブなんて誰も受け止めないのは当然です!あの子供とのステージで自分の曲ではなく、自分より才能あるとザックの曲を使ったりしたことが何よりの成長ではないでしょうか。自分の足りていない部分を見つめることはとても大事なことです!だからこそ最後はダイブを受け止めてもらえたのでしょう。

ロックじゃない

正直デューイはロックが好きなんじゃなくて、ロックで酔ってる自分わかってるんだってそういう部類の人間に思えました。自分のバンドで自分が優勝したいから子供達を利用したりとか!成長の過程で彼は本物のロッカーになったのだと私は感じましたね。彼もまた教師ではなく生徒だったのだと思います。だからこそ良い映画なんだと!

注目はエンドロール

エンドロールまで楽しませてくれる映画ってものすごく好きです。NG集とかいろいろありますが、この映画は歌で終わります!子供達のソロもじっくり聴けるし、歌詞もなかなか面白いんですよ。映画の余韻をこれでもかっていうくらい楽しませてくれます。音楽好きにはたまらない映画でしたね!欲を言えばもっと子供達の演奏の場面をみたかったかなっと!どうしても主役なので仕方ないですがデューイばかりなので。コーラス隊の子たちの歌をもっと聴きたかったなって思います。

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スクール物ではダントツのおもしろさ

天使にラブソングをと並ぶ傑作音楽狂のデブ男。自分のバンドさえクビになり、友人宅で途方にくれているところ、たまたま友人に依頼のあった臨時教師の職を友人になりすまして手に入れるという話。そこからはちゃめちゃのように見えて、生徒たちとの音楽を通した心の交流が始まるという話です。だから、まあ、よくあるストーリーの作品ですが、めちゃくちゃおもしろかった。もっとも近い映画でいえばの「天使にラブソングを」でしょうけど、認知度とか人気ではあっちに軍配かもしれませんが、この作品もなかなかのコメディです。確かに、主演の二人、ウーピー・ゴールドバーグVSジャック・ブラックで、本物のコメディアンでいい勝負ですが、この作品のジャック・ブラックの個性とパワーは半端ないですね。ロックへの賛美設定に少々無理があるのですが、そんなことに関係なくストーリーが(あるいはジャック・ブラックが)推進していきます。音楽映画としても...この感想を読む

4.54.5
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