失うものがたくさんあるって、すてきなことね
ローズマリー・シャナハン
理解が深まる映画レビューサイト
映画レビュー数 5,784件
「愛しのローズマリー」は2001年公開のアメリカ映画である。原題はShallo HALL= 浅はかなハル、で主人公ハルをジャック・ブラックが、ローズマリーをグゥイネス・パトローが演じている。監督はロマンティック・コメディの得意なファレリー兄弟。映画中に障害者を登場させることが多い監督だが、障害を個性の一部というスタンスで捉え、アメリカでの障害者からの支持も高い。ストーリーは、親の遺言でトラウマになった冴えない男ハルは、中身よりも外県の美しい女性ばかりに惹かれ、追い回していた。ある日エレベーターに偶然のりあわせた心理療法士に催眠術をかけられ、女性の内面の美しさが外見の容姿として見えるようになってしまう。そんなハルがであった絶世の美女ローズマリー。だが彼女は実際は体重100kgを超える巨漢で、誰からも相手にされない人生を送ってきた女性であった。ローズマリーに一目惚れしたハルとのロマンスが進行する中、催眠術が解ける日がきて…。
今までに見たことのないラブストーリー父の遺言である「いい女、とびっきりの美人と付き合え」と言い残して死んでいった父の遺言を守り生きてきた主人公ハルの物語。ローズマリー役には、アイアンマンでも有名になったグウィネス・パルトローが演じています。今までに、こんな楽しいラブストーリーがあったのかと思うくらいに楽しくて笑ってしまう映画。特に、ハルが見えるローズマリーはセクシーな女性なのだが、本当のローズマリーは、巨漢とも言える太った女性だというところが見所となっており、見事に映像で表現しています。ハルからみたローズマリーの映像に、太ったローズマリーが起こす行動をうまく重ね合わせ、椅子が壊れたり、ローズマリー側のボートが大きく沈んだりしている映像、セクシーなポーズだったのが、凄いデブでセクシーとは程遠いポーズだったなど、笑い所が満載の映画となっています。また、主人公のハルは、美人を追い掛けているの...この感想を読む
ローズマリー・シャナハン
ローズマリーが、恋人になったハルの部屋で「今幸せだと、幸せを失うのが怖くなる。」と言いながらも、次に放った台詞。