50/50 フィフティ・フィフティの評価
50/50 フィフティ・フィフティの感想
病気と幸せ
病気と気持ちまず物語はアダムが元気にランニングしてる姿からはじまります。でもそのときに腰をかばうような仕草をする彼!腰痛を理由に病院で検査を受けることに、そこで脊髄にガンがあることがわかりました。私も以前身内にガンを患っていた人がいて、看病にずっと病院に通っていたことがあるので主人公の心理描写など細かなものがよく描かれていてつい当時を思い出しました。ガンだと知らさせれて本人よりも周囲が心配する様子、よくわかります。こういうときって本当にその人の本性ってでるんですよね。でもけっこう本人ってなんかどこか悟ってしまうというか、妙に落ち着いています。諦めとかそういうわけではなく、自分も知らないうちに考えないようにしているところもある感じがしました。周囲の変化支えてくれると言ったレイチェルとか最初は良い子だと思ったのに!病院に入れなかった理由はまだわかるんですよ、治療受けている様子って本当にこの...この感想を読む
深い話
ある日突然、50%の確率でしか生きられなくなったら、どうするだろう。主人公は、ある日突然、癌だと宣告され、ネットで調べたところ、その癌の生存率は50/50だった。最初、支えると宣言した恋人は浮気をし、看病がつらかったと告白。それでも主人公うにすがろうとする。おそらく、病人を見捨てたひどい女になりたくないだけ。自己愛の塊だ。主人公は死を意識しながら、大切なものや日常の尊さに気づいていく。ところどころユーモアがあるし、撮り方もポップな部分がある。だから、そんなに重苦しい作品にはなっていないのに、深い。絶妙なバランスだと思った。火山の番組がどうなったか、曖昧に終わったのが心残り。