スクール・オブ・ロックの感想一覧
映画「スクール・オブ・ロック」についての感想が4件掲載中です。実際に映画を観たレビュアーによる、独自の解釈や深い考察の加わった長文レビューを読んで、作品についての新たな発見や見解を見い出してみてはいかがでしょうか。なお、内容のネタバレや結末が含まれる感想もございますのでご注意ください。
スクール物ではダントツのおもしろさ
天使にラブソングをと並ぶ傑作音楽狂のデブ男。自分のバンドさえクビになり、友人宅で途方にくれているところ、たまたま友人に依頼のあった臨時教師の職を友人になりすまして手に入れるという話。そこからはちゃめちゃのように見えて、生徒たちとの音楽を通した心の交流が始まるという話です。だから、まあ、よくあるストーリーの作品ですが、めちゃくちゃおもしろかった。もっとも近い映画でいえばの「天使にラブソングを」でしょうけど、認知度とか人気ではあっちに軍配かもしれませんが、この作品もなかなかのコメディです。確かに、主演の二人、ウーピー・ゴールドバーグVSジャック・ブラックで、本物のコメディアンでいい勝負ですが、この作品のジャック・ブラックの個性とパワーは半端ないですね。ロックへの賛美設定に少々無理があるのですが、そんなことに関係なくストーリーが(あるいはジャック・ブラックが)推進していきます。音楽映画としても...この感想を読む
本物のロッカーになった男
才能コメディも音楽も大好きなのでワクワクしながらみられました。落ちこぼれのロッカーが友人になりすまして小学校の教師になるという話なんですが、本当子供たちの才能がすごくて!もちろん勉強や規律などすごく大切なのはわかります。でも大人がこういう子供たちの才能を潰してはいけないですよね。デューイは確かに性格は問題あります。でも彼には人の才能をみつけるという才能があるって感じましたね。華やかなステージに立つ子だけではなく、照明やマネージャーなど裏方の才能もみつけています。彼自身はそこに気づいていないかもしれないのですが、的確に才能を見出しているんですよね。そして何よりよかったのが親たち!普通ならあんなことしたら大激怒です(笑)映画なので都合よく描写しているのはわかるのだけど、あそこで子供達やデューイを責めるシーンがもしあったら魅力半減なのでこれで良かったと思います。デューイの成長彼の最初のステージ...この感想を読む
最後の結末が読めなくて面白かった!
私が初めて見たジャック・ブラック主演の映画です。嘘で小学校教員に成りすますが、最終的にロックで本当に大切なことを教えたと思いました。他人から見ればダメでどうしようもない人だけど、そのロックにかける情熱は誰よりもまっすぐで素敵でした!最初はただのロクデナシだったデューイ自身も真のロッカーとして一つ成長する物語。教育とは教えること、そして教師側も教えられることだと示している作品だと思います。誰に勧めてもみんな面白いと言ってくれる作品で、自信を持ってお勧めできる一作です。子どもも大人も音楽好きでもそうでなくても楽しみ、共感できる映画だと思います。最後まで退屈しないで見れます。
ロックの映画ができました。
ロックが大好きで、しかしバンドから首にされてしまう主人公。そんな彼が、ひょんなことから小学校の非常勤講師になります。子どもたちにロックンロールの素晴らしさを教えるために悪戦苦闘し、ついには自分と子供だけのロックバンドで大人たちをロックユーするというのがあらすじ。作品中ではAC/DCを筆頭に、ロックスターたちの名前がたくさんあげられ、名曲の数々が挿入されるなど、ロック好きには堪らない演出。主演のジャック・ブラックは自身もバンド活動を行うほどの、大のロック好き。子役は実際にミュージシャンであり、劇中の演奏もすべて本物です。正直登場するバンドはみんな大好き!な自分にとってはかなり楽しめる一本でした。ロック好きはもちろんのこと、ロックが何か知りたい人、ロックに興味のない人や家族などでも、是非に見てほしい作品です。