視点が変われば世界も変わるのかもしれない、一部で。
(あえて太陽には触れないでいますね…!)
この作品は中心点の位置が何といっても変わっていて面白いです。
振られてストーカーの恋路を何故か応援してしまう、とかのところ。
私には出来ないなー。と感じる箇所が多々!(笑)
飾磨君も含む皆さんポツポツ本音語ってます、サラリと。
「聞かなかったことにしてくれ」と言うけど「ええやじゃないか」しっかり達成していたり。
その中にいい方向に矛盾していく青年の心が垣間見えました。
ストーカーという視点だと、どうしても内容が暗くなりがちですが、
クリスマスファシズム言うわりには楽しむ。
プレゼントにはまったアレが出ましたよ。
森見登美彦さんの「四畳半神話大系」でもお馴染みのアイテム、
❝ゴキブリキューブ❞
これはたまらんでしょう!さぞかしその魔力にやられたのでは、遠藤氏?
紙袋だとカサカサ音がしてばれちゃうんじゃないかなーと
ヒヤヒヤ? いいえ、 (※小説だから)ワクワク! したのは私だけでしょうか。
もっとこう、まだまだ恐ろしく力入れれそうな気がします。
この作品の舞台は大阪府の万博公園~京都のようですね。
しょうもない事なんですが、都市伝説の無人駅をどことなく連想して読んでいると
結構怖い楽しみ方が出来たので夏の夜あたりにでもにもう一度読みたくなるかもしれません。
- あなたも感想を書いてみませんか?
- レビューンは、作品についての理解を深めることをコンセプトとしたレビューサイトです。
コンテンツをもっと楽しむための考察レビューを書けるレビュアーを大歓迎しています。 - 会員登録して感想を書く(無料)