モデルとなった人物が多い
「北斗の拳」の登場人物は有名人をモデルにしていることが多く、ケンシロウ=ブルース・リー+マッドマックスのメル・ギブソンというのは有名です。
ケンシロウは主人公なので当然のように強く、ブルース・リー+メル・ギブソンもモデルにされた甲斐がありますが、実際には強いのに「北斗の拳」の中では中途半端な雑魚キャラに描かれているので個人的に少しがっかりした有名人もいます。
牙一族の首領で崋山角抵戯の使い手である牙大王がそのうちの一人です。
牙大王のモデルになったのは、ジャッキー・チェン主演映画「プロジェクトA」で海賊の首領ロウ・サンを演じたディック・ウェイです。
ディック・ウェイが演じたロウ・サンは単なる敵のボスというわけではなく、ジャッキー・サモハン・ユンピョウが初めて3人で出演する映画のラスボスで、最後の格闘シーンではジャッキー・サモハン・ユンピョウ・火星の4人を相手に大暴れするという最強クラスの大ボスでした。
実際彼は中学生の頃から武術を習い、テコンドーや散打の大会に出場して優勝するほどの実力を持っています。
そんな大豪傑のディック・ウェイをモデルにした牙大王でしたので、作中牙一族の首領としてもう少し頑張ってもらいたかったなと思います。
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