ラフランス
仲田俊彦
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漂流教室は、構図かずおの漫画作品である。週刊少年サンデーにて1972年23号から1974年27号まで連載し、単行本全11巻を刊行した。 今作品は、小説や映画化、ドラマ化されており、小説は角川文庫から5巻にわけて刊行し、映画は1987年に東宝東和により公開され、フジテレビがドラマ製作し、2002年1月9日から3月20日まで放送された。 高松翔は、あの時のことを思うと、空の雲や木々、雑草やゴミにたかるハエですら懐かしく感じ、思うかべてしまう。 あの出来事が起きる前。翔は、河童の貯金箱に貯めていたお金を持ち、玩具店に向かい、どうしても欲しかったおもちゃを眺めていた。お目当てのおもちゃはマイクで命令するだけで自由に動くという未来カー。 しかし、翔が購入したのは母親にプレゼントする腕時計。今朝、喧嘩した母親と仲直りするためであった。しかし、帰宅途中にプレゼントを落としてしまい、車に踏まれ壊されてしまう。 落ち込んだ翔は、行くあてもなく、とぼとぼと学校の校庭に入るのだが、その時、大きな地震が起きてしまう!!
1,とにかくエグい。楳図かずおさんの代表作、漂流教室。想像できないような展開が次々と待ち構えていて、読者を退屈させることなく精神的な恐怖を味あわせてくるのはもはや楳図かずお先生ならではの裏切りのない恐怖という素晴らしさ。恐怖の中にも希望があり、恐怖だけで止まることのない物語。恐怖とは何なのか、本当の恐ろしさとは..人間の考えだすものが一番の恐怖なのかもしれない2,主人公の強さとは仲間と呼べる間柄の中でもだんだんと一人の人間としての思考が生まれ、次第に考え方や行動もすれ違っていくのが人間というものである。そんな中次々と問題は容赦なく起こっていくが、どうにかしようと先頭に立つ者がいてそこに力を貸そうとついていく人がそれぞれの立場で協力して切り抜けていこうとする逞しさ。仲間とは、信頼とは。小さな子どもたちの考えつく行動とは、一歩間違えれば恐ろしくもあり勇敢なる勇気の塊なのかもしれない。3,光は必ず落...この感想を読む
一番初めに映画で見た漂流教室。 たしか、20年くらい前でした。 地震で学校ごと異世界に飛んでしまうなんて、今までにはなかった設定で怖いわ面白いわで、何回も見たのを覚えています。 最後の切ない感じもとても面白かったです。 そして、10年後、なんと原作は楳図かずおさんが描いた漫画だということを知り衝撃を受けます!漫画は、映画よりもリアルで(元々絵が・・・・リアルすぎる)、人間の本性というか、人間て怖いなと思わせる内容でした。 SFというより、人間ドラマです。 極限に陥った人は、どうなっていくのか?自分だったらどうするか? この漫画が私たちに自分の生き方を問うてる気がします。 是非一度ご覧ください! ただし、読んだ後の何とも言えないモヤモヤ感に注意。 あと、人間不信になってしまうかも!
よみがな:たかまつしょう ニックネーム:ショウ 年齢(作品時):12才 血液型:AB型 性別:男 国籍:日本 所属:大和小学校6年3組 性格:統率力があるのと、責任感が強い 特徴:運動神経がいい 物語上での目的:荒廃した未来を再生させるため
よみがな:おおとも まさお 性別:男性 国籍:日本 所属:大和小学校6年3組のクラス委員長 性格:冷静で合理的な判断を下し、自己犠牲の精神もある一方、物事が順調に運ばなかった場合に大声を上げて八つ当たりしたりと堪え性がなく、助からないと判断した仲間を躊躇なく見捨てたり、邪魔な者には冷淡にあしらう。 ...
よみがな:せきやきゅうさく 年齢(作品時):38歳 性別:男 所属:「長吉製パン」というパン屋 性格:漂流以前優しい人物を装っていたが、漂流後残忍醜悪 特徴:何度も子供たちの足を引っ張る 物語上での目的:学校を支配しようと目論む 最後:高松と共にこの世界に取り残されてしまった(生死は不明) 作中において:最...
仲田俊彦
晴れ 晴れ 晴れ 晴れ 晴れ 楽しい 楽しい 楽しい 楽しい 楽しい
大友正雄
飢えのせとぎわのなかで、突如として現れた巨大なキノコ。食べられるかどうかを人体実験をして試そうと言う時の言葉です。
高松翔
主人公である高松翔が物語終盤、ひとりしか元の平和な世界に戻れないと分かった時に、一番小さなユウちゃんと言う子を最優先に戻そうと残った皆を説得する為に発した言葉。