哀しい未来の話
架空の未来の話がベースになっています。
だいたい今から1000年後の世界。高いビルやハイテクな乗り物が沢山走ってる未来ではない。素朴でどこか懐かしい昔の日本のような世界。
みんな昔ながらの生活をしているのか?そういう訳ではない。生活基盤は昔ながらの日本でも、彼らには現在の私達にはないものを持っていた。それが呪力。超能力だ。
1000年後の世界に生きる人間の全てがこの呪力という超能力を必ず持っている。それを学校に通いながらコントロールすることを学んでいくのだ。
この世界の人間の人口は非常に少ない。その代わり、バケネズミと呼ばれる二足歩行で言葉が話せる獣が存在した。彼らは種族ごとにコロニーを持ち、女王を崇め生きていた。だか、人間に管理されながら。彼らが人間に逆らうものならば、コロリーごと呪力で消されてしまうなんてこともあったのだ。
主人公のサキはなんの疑問も持たぬまま、この世界を生き、全人学級と呼ばれる学校に通っていた。全人学級では子供たちの呪力を管理しながら、マインドコントロールのような思想教育を受けさせ、子供たちを論理委員会の言いなりに育てていた。不適合とされた子供たちはそっと消される。サキたちのグループも1人、また1人と消されていった。サキたちの記憶すらコントロールされていて、記憶からも消されていくのだった。
2クール分のこのアニメはとても見応えがあります。あまりにも想像できないようなストーリーなので、次を見たくてたまらなくなる。最終回までどうなっていくかワクワクが止まらなかった。少しずつ世界の謎が解けていき、サキたちは少女から大人へと成長していく。人の心理や、思春期の子供の心の成長などもうまく描かれている。登場人物たちの絵はあまり魅力的な絵ではないが、風景などは美しく描かれていた。
- あなたも感想を書いてみませんか?
- レビューンは、作品についての理解を深めることをコンセプトとしたレビューサイトです。
コンテンツをもっと楽しむための考察レビューを書けるレビュアーを大歓迎しています。 - 会員登録して感想を書く(無料)