まおゆう魔王勇者のあらすじ・作品解説
まおゆう魔王勇者は、同名のファンタジー小説(橙乃ままれ)をアニメ化した作品である。放送は、2013年1月から3月の三ヶ月間(東京MX他U局系)、総編集を1話、本編12話の全13話構成、アニメ放送を記念したタイアップ企画として「らじゆうラジオ勇者」と「メイドラジオα」という二つのラジオ番組が配信された。アニメ放送前から始まっているので、正確にはアニメ版のメディアミックス展開ではなく小説版に付随したものだが、作画担当が異なる5種類の漫画版が存在するのである。 あらすじは、魔物の統べる魔王を倒す為、単身魔王の城にのりこむ勇者、しかし倒すはずの魔王には悪意や敵意が無く、それどころか人間と魔物の未来を心から案ずる女性であった。倒すはずの存在だった魔王と契約し、共に争いや飢えが無い世界を目指す事を誓う勇者、ここから勇者と魔王の新しい世界を作る改革が始めるのである。アニメ放送終了後、本編でメイド姉(主要登場人物)が死刑直前の最中行った人間宣言を舞台化した「朗読劇」が、オリンパスホール八王子で公開された。
まおゆう魔王勇者の評価
まおゆう魔王勇者の感想
主人公の設定が面白い!
魔王が可愛過ぎますね~アニメ本編にあるセリフが王道RPGゲームである「ドラゴンクエスト1」、そのまま直球の内容で、掴みの部分から面白かったです。 魔王「この我のものとなれ、勇者よ」勇者「断る!」 特に、魔王の「この世界の半分をくれてやろう、どうだ?」という問いに、ゲームでは「はい」と答えるとゲームオーバーになってしまう有名場面が、面白おかしく描かれているのは、ドラクエファンなら受け入れられるのではないでしょうか。また「ドラゴンクエスト」シリーズをプレイしている方、知っている方は一般的にも多いと思われますので、このネタは、大多数の掴みをとる狙いを十分に果たすもののように思います。 そして魔王が可愛い女の子である点も、勇者との恋愛関係になっていく展開も、面白い発想だと感心させられます。 特に、RPGゲームでいうエンディング後の世界に着眼しているように思います。勇者が旅を続け、魔王の元に辿り...この感想を読む
伝説物語と経済
独特な物語構成まさかの魔王と勇者が恋人になるという奇想天外設定で始まるこのアニメは驚きの連続だ。しかも魔王がとってもとってもかわいらいしいので好きな人も多いに違いない。魔王という単語を聞いてみんなが想像するのは最強、最悪、無敵という印象をもつかもしれないが、このアニメではまさかの女の子でかよわいのだ。しかも頭脳派なのだ。読書も好きで、経済、会計、特にお金関係に詳しい。また、一緒にメイドがいるが、その人もかしこい。当然、魔王の仲間で家来なのでパワーも最強だ。。さらにこちらも経済、農業にも詳しく魔王をしっかりとバックアップしている。知識が二人とも豊富で、勇者が生徒のようだ。勇者がおもいっきりパワータイプで体育会系なので、魔王が頭脳の面で勇者を支えているのだ。これらの要素から見ても独特のストーリー設定とキャラクター構成になっていることが伺えるだろう。二つ目に農奴だったキャラクターがキーポイン...この感想を読む
経済アニメ
派手なアクションが好きな人には向いていないアニメだと思います。ちょこちょこアクションが入りはしますが、どちらかというとネット小説でありがちな、転生した俺が前世の記憶を駆使して世界をよりよいものにしてやるぜ!っていう経済アニメ。その主人公の立ち位置が魔王になっただけのような気がします。雰囲気がいいので、原作好きな人にはおすすめのアニメです。ただ中途半端に終わってしまったのが残念でした。俺達の戦いはこれからだ!みたいな…、きちんとまとめた最終回でしたが綺麗に終わったとは言いがたいです。2クールやるとしても、このノリで2クールは少し厳しい気もするので1クールで終わってよかったのかもしれません。