さんかれあのあらすじ・作品解説
さんかれあは、2012年4月から2012年6月までTBS系列で放映された、「別冊少年マガジン」にて連載されたはっとりみつる原作のアニメーションである。また、同誌立ち上げの連載漫画では最初のアニメ化作品である。監督は、畠山守。アニメーション制作は、スタジオディーン。 テーマは「ゾンビに萌えちゃう青春ラブストーリー」 幼い頃からゾンビをこよなく愛し、「夢はゾンビっ娘とチュッチュすること」という県立紫陽高校一年生、降谷千紘は(ふるやちひろ)、ひょんなことから清楚可憐なお嬢様、散華礼奈(さんかれあ)と知り合い、死んだ愛猫「ばーぶ」の蘇生に取り組むことになる。だが、礼奈が発した一言。「私が・・ゾンビになったら、責任取ってくれるってことですね・・・・?」 実は礼奈は度を超えた束縛を求める父の手を逃れようとして落命したが、ゾンビっ娘として蘇っていたのだ!?本当にゾンビが実現するということで、ゾンビに萌えるラブストーリーである。
さんかれあの評価
さんかれあの感想
梅雨時々紫陽花の葉
まず始めにあなたはキチガイと変人、変態と精神異常者、そういう人によるものの定義を作ることはできますか。調べてみれば、Wikipediaなどにこういうもののことを言うなど、色々書かれているかと思います。ですが、やはりどれもはっきりしておらず、とても分かりずらいです。一言で表せないというのでしょうが、私のようなバカは、もっと分かりやすい意味を求めているのです。求めてしまうのです。人の生死、幸せとはなんなのか、何が良くて何がいけないのか、私はあるアニメを通して、探っていきたいと思います。そのアニメとは…さんかれあさんかれあを語るにあたって、手始めにキチガイと精神異常者の違いについて、自分なりに考えてみたのですが、勉強不足がたたってか、とても説明することができませんでした(このあとの「普通じゃない私、普通になりたい私」で、このことについて書いております)。一生かけても違いを見つけることは不可能なのではな...この感想を読む
ゾンビ物がこんなに切なく悲しいものとは考えたことがなかった
さんかれあはラブコメ路線として初めは描かれたものなのであろうが、初めからシリアス路線で描いていた方が良かったのではないかと思えるほど、題材が切ない。ゾンビ映画でいうとゾンビは理性がなく、なかなか死なないが、さんかれあのゾンビは性格は生前のままであり、体が腐敗するまでの短い間しか生きられない。死ななければ自由になれず、死んでからの方が生き生きしているのに、腐敗によって命も短いことがわかっているなんて切なすぎる。初めのうちはコメディタッチで描かれているので悲壮感は少ないがもっとゾンビになってからの、れあの内面描写を描いてほしかったと思う。ヒロインは主人公に対して明るくふるまって冗談を言ったりするが、ゾンビとなり自由になれて嬉しい反面、不安や死への恐怖もあったと思う。今まで自分の気持ちを押し殺して生きてきたヒロインだから、言葉には出さないのだろうが、内面描写も欲しかった。
さんかれあの登場キャラクター
散華礼弥
よみがな:さんか れあ 年齢(作品時):15歳 性別:女 住まい:K県足倉郡紫陽町 性格:性格は優しく真面目で芯も強いが、謙虚で気取らない分どこか天然。 特徴:ゾンビになったことで瞳の色が赤色に変化しており、常人を上回る身体能力を得ている。また、清潔好きであり、ゾンビ後もできれば自分の内臓も綺麗にした...