法が人を守るんじゃない、人が法を守るんです。
常守朱
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PSYCHO-PASSサイコパスは、フジテレビ「ノイタミナ」にて放送されたアニメ作品である。制作はProductionI.G。 総監督は、ドラマ「踊る大捜査線」などを手掛けた本広克之、シリーズの構成に作家の冲方丁を迎えている。 舞台は西暦2112年の日本。人間の心理状態・性格の傾向などの数値化ができるシステム「シビュラシステム」が導入されていた。その中でも犯罪にかかわる数値を重要視し、規定値を超えた者は「潜在犯」と呼ばれ、たとえ犯罪を犯したことのない者でも厳しく罰せられる。それでも起こる犯罪に、警察組織「公安局」の刑事たちが治安維持活動を行っていく、というストーリーである。 「近未来SF」というコンセプトでありながら「警察もの」の要素もふんだんに取り入れられており、2012年からアニメ第1期、2014年には第2期が放送され、2015年には劇場版が公開された。2015年3月、SUGOIJAPANAWARD2015のアニメ部門で9位に選出されている。
『踊る大捜査線』とニトロプラスが手を組んだ社会派SFアニメ『PSYCHO-PASS』のストーリーの骨子はこうだ。近未来の日本では、国民の心理状態と性格傾向、パーソナルの全て分析する「シビュラシステム」を導入し、全ての国民の思考思想を国の管理下に置いている。「シビュラシステム」では個々の持つ犯罪を犯しかねない可能性=犯罪係数をも測ることが出来、犯罪係数が高い者を予備犯罪者と認定づけ、罪を犯していなくても捕まえることが出来てしまう。主人公の常守朱が属する公安刑事課一係は、社会に混じった犯罪者・および予備犯罪者たちを捕えていく…というストーリーになっている。重厚感あるストーリー、閉塞感のある設定、矛盾だらけの国家に管理される国民、と『PSYCHO-PASS』は独自性のある様々な武器を手にアニメ界に切り込んできた。視聴者たちは『PSYCHO-PASS』を観るなかで、この社会は正しいのだろうのかと何度も問いかけることになるだろう。...この感想を読む
この作品は、捜査官(今で言う警察)が犯人を捕まえるアニメ。これだけだと、逮捕しちゃうぞと大差ないですが、この作品の面白い所は、今より数十年の近未来が舞台になっており、その世界では犯罪係数というものがあり、その犯罪係数を計るドミネーターという銃が出てきます。今の世の中、裁判官が有罪といえば有罪、無罪といえば無罪、けど10人の裁判官が居たら答えが割れるなんて多々ある事で。だから、最近裁判員制度が取り入れられました。しかしそれでもどうしたって人間の情の部分が判決に影響するため、結果は人それぞれになる訳です。しかしこのサイコパスでは、皆平等にこのドミネーターにより検査され犯罪係数が高い場合は、犯罪者と見なされます。とても平等だと思いますよね、こんな未来が来たら素晴らしいと思いながら見始めました。けど、最後まで見た人は絶対価値観が変わっている事間違いなし、そんな最初から最後まで考えさせられる面白...この感想を読む
虚淵さんがメインストリートライター&監督が「踊る大捜査線」の監督さんということで期待して視聴したのですが、期待通りでした。全てがコンピューターで制御された近未来のお話です。人間の能力が全て数値化され、将来的に犯罪を犯しそうな人は事前に捕まえてしまうような世界です。監視官の常守朱(つねもりあかね)と執行官の狡噛慎也(こうがみしんや)が話の中心にいます。執行官は、潜在的に犯罪を犯す確率が高い人間で、監視官に管理されています。とはいえ、朱は新米監視官なので、狡噛やその他の執行官にフォローされたりしています。新米だった朱が成長していくのも見どころの一つです。また、狡噛と因縁の深い槙島聖護(まきしま しょうご)との対決も見逃せません。ちょっとグロいシーンも有りますが、最後まで一気に見られる作品かと思います。
よみがな:まきしましょうご 血液型:O型 身長:180㎝ 体重:65㎏ 性別:男 特徴:中性的な青年。銀髪のさらさらヘアに金色の瞳。 趣味:読書 特技:他者を魅了する話術 好きな食べ物:トマト 嫌いな食べ物:肉と卵 物語上での目的:シュビラシステムの元にあって、人間は自らの意志で選択・行動するかこそ意味があり、魂...
よみがな:つねもりあかね 生年月日:2092年4月1日 血液型:A型 身長:163cm 性別:女 国籍:日本 所属:公安局刑事課一係 性格:不器用だが天真爛漫で正義感が強い 出身地:千葉県 肩書き:監視官 コールサイン:「シェパード2」
よみがな:ぎのざのぶちか 生年月日:2084年11月21日 血液型:O型 身長:183cm 性別:男 所属:公安局刑事課一係 性格:一見冷静かつ理知的に見えるが、感情的になることも多い 肩書き:監視官 コールサイン:「シェパード1」 ネット上のアバター:架空の10セント硬貨
常守朱
アニメ第1期の終盤、常守朱が、組織から抜け出し、法律では裁けない犯罪者を自らの手で殺そうとした元同僚に対して向けた言葉。 共通点を数多く持つ二人でありながら、法に絶望し、法の外に出るか、法を信じ、法の中で抗うかの選択肢で決別してしまった二人を象徴的に表す台詞である。それと同時に、我々にとっても「法とは何か」という問題を考える一つの手がかりとなりうる台詞でもある。
常守朱
劇場版にて、常森朱がシビュラシステムに放った言葉。
槙島聖護
読書を好む槙島は、電子書籍ばかりになったことに対して語った言葉。