自分の子供を思いながら観ました
私には9歳の息子がいまして、だいたい子供がいる人は「自分だったらどうするかな?」とか考えたことと思います。
私ももちろん考えました。
なにが正解なのかはすぐにでるものでもないので映画の結末も白黒つけるようなものでもなかったですがきっと父親と母親が2人ずつできたみたいな風になっていくのかなと予想しました。
今、自分の横にいる息子が実は自分の産んだ子ではなかったとわかったとしても、だからといって見知らぬ男の子を目の前にして「あぁ私の子か・・・」と受け入れることは到底ないと思います。
血のつながりとはいうけど、育ての親ともいいますし遺伝子的に似てることももちろんあるけど長い間一緒に暮らしてきたからこその癖とか生活とかいうものは急には変えられるものではないですし、子供にとっては親が違ったと言われても親がすべてで生きてきたわけでついていけないです。
もしも20歳くらいで実は違ったのだよと言われたらその後の人生は自由ですし、誰を親と思おうと別に暮したっていい歳だし気まずくなってどうしようということもないので。
はっきりいって子供からしても迷惑な話ですよね。違ったから戻しましょって。
映画の子も家出して元の家に行っちゃったりしましたし、それが普通の反応だと思います。
映画は取り違えがメインかと思いましたが、結局のところ福山扮する父親が取り違え事件を通して初めて子供と向き合ったという話でしたね。それまでは仕事ばかりの人間で家族には無関心でしたので・・・
父親っていうのは子供がおなかにいたわけでもないし産んだわけでもないし血がつながってるのが唯一のものですし、これが違ったとなったら何もないわけで難しい問題ですね。普通の父親でもダメな人いますしね。
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