ナイト ミュージアムのあらすじ・作品解説
ナイトミュージアムは、夜になると展示物が動き出す不思議な博物館を舞台に、訳あってその博物館の夜間警備員として働くことになった主人公ラリー(ベン・スティラー)の活躍を描いたファンタジー・コメディーである。骨格標本のティラノサウルスが動き出したり、石像や動物の剥製、ミニチュア人形などが話し出したりする事に主人公ラリーは最初は戸惑うが、その原因が「アクメンラーの石板」にあることを知る。アクメンラーの石板を制御することで、暴れだす展示物をまとめることができるのだが、その不思議な力を持つ石板を、前夜間警備員に盗まれてしまう。アクメンラーの石板の力がないと、展示物たちが、太陽の光を浴びると灰になってしまうのだが、主人公ラリーは見事石板を奪還し太陽が上る前に展示物たちを博物館の中に戻すことに成功する。共に協力し、助け合いながら展示物たちとの絆や友情が生まれる物語である。 シリーズ1に続いてシリーズ2・3も公開されている。
ナイト ミュージアムの評価
ナイト ミュージアムの感想
困難な仕事を楽しくする方法
展示物が夜動き出すのに、不気味ではない自然史博物館日が落ちると展示物が動き出す美術館なんて、一見ホラーとしか思えないでしょう。しかし、ここの美術館がホラーとならないのは、展示物たちが自分たちを実際に存在しているものとして考えているからかもしれません。彼らは大半が人形ですが、オリジナルの記憶を持っていて、その記憶に即して行動をしています。彼らにとっては夜が自分たちの生活する時間帯で、昼は眠っている時間帯という感覚なのでしょう。前任者の三人は、彼らに対してマニュアルをつくっています。それは彼らを一個人として扱うのではなく、一展示物として扱っていたのではないかと思わせます。マニュアルを介して展示物と接することで、毎日の警備を問題なく過ごせるようにしていたのかもしれません。それはラリーに警備を引き継いだ時に、彼らに直接引き合わせたり、説明をしなかったりしたことからもそれはうかがえますが、展示物...この感想を読む
画面隅々まで終始飽きさせない作品
博物館っていえば、恐竜の標本!…っていうイメージだったんですが、展示物が動き出すという本作、その恐竜の骨の標本がまさか…あんなんだとは。という、いい意味での第一の衝撃。あ、動くだけではなくお話もできます。展示物同士の関係性もそれぞれにあって、隅々までも盛り沢山で1秒たりとも画面から目が離せないような感覚で観ることに。疲れるっちゃ疲れますが心地よい疲れです。本来「物」であるだけのはずの彼ら。映画の作り手の想像力の深さで、ともすれば取っつき辛いはずの博物館を、一気に身近なものにしてくれました。この作品の公開前と後だったら、世界中の博物館で来客数違うんじゃないかなぁ…なんて勝手に考えています。そしてエンディングに入るところが、曲込みで本当に好きすぎる。
誰もが想像する。実は夜には動き出す・・・
この映画は誰しも一度は想像すること。人がいなくなると、人形は動き出すのでは・・・?人形と書いてしまうとどうもホラー要素が増えてしまうのですが、それが人懐っこい原住民や犬っぽいティラノの骨格模型だったら楽しそうですよね?そんな夢の世界が現実に・・・それも博物館にあったのです!主人公の冴えない警備員ラリーを演じるベン・スティラー。コメディでよく顔を見るだけあって驚いた時の顔やリアクションにはついつい笑いがこみ上げます。父親としてなんとか息子にかっこいい姿を見てもらおうと奮闘しますが一難去ってまた一難・・・そんなピンチを迎えながら、博物館の展示物たちと喧嘩したり協力していくうちに人として、そして父親として成長していくラリーの姿は思わず応援したくなる、ファンタジー、そして人間ドラマとなっています♪
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