思い出の名作
大人になっても改めて面白いと感じるのがこの赤ずきんチャチャ。今でも時々思い出して読み返す漫画はこれだけ。
「赤ずきんチャチャ」というタイトルから、「赤ずきんちゃん」のパロディかと思いきや、魔法使いの女の子のお話。
どのキャラクターにも魅力的な個性がある。独特の世界観と独特のギャグセンス。作者の彩花みん先生の作品はとてもかわいらしいファンタジーの絵で、思いもつかないようなギャグを生み出す。
愛嬌あるキャラクターは、大人になった今でもその話で友人同士盛り上がることができるくらい印象深く個性的で面白い。とくに睡魔のスイマーのすいまーは鉄板ネタになっている。ネーミングセンスが光るキャラクター。
アニメと漫画は少し違っていて、アニメでは主人公チャチャがリーヤ、しいねちゃんとアイテムを使って変身して敵を倒していくけれど、漫画ではそういった変身はなく、失敗もありのドタバタ魔法で、偶然たまたま敵やライバルをやっつけちゃうことも多い。そこがまた面白くて、世界観に入り込んでしまうのだと思う。
何度読み返しても、同じところでクスッと笑ってしまう。
けど正直、チャチャたちがうらら学園を卒業したあとは、物語を無理矢理引き延ばした感じがして、面白くないと思う部分もあった。卒業して物語も終われば気持ちよく面白かったと思う。
物語のはじめと、終わりのほうでは絵柄も変わってきているけど、絵に関しては最後のほうが好き。
魔法使いの修行や、学園生活でのドタバタエピソードは文句なく面白かったです。
- あなたも感想を書いてみませんか?
- レビューンは、作品についての理解を深めることをコンセプトとしたレビューサイトです。
コンテンツをもっと楽しむための考察レビューを書けるレビュアーを大歓迎しています。 - 会員登録して感想を書く(無料)