瀬戸内の自然、キモカワ妖怪、ももの勇気と、前川清 - ももへの手紙の感想

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アニメレビュー数 2,474件

ももへの手紙

4.384.38
映像
4.88
ストーリー
4.25
キャラクター
4.75
声優
4.63
音楽
4.63
感想数
4
観た人
6

瀬戸内の自然、キモカワ妖怪、ももの勇気と、前川清

4.54.5
映像
5.0
ストーリー
4.0
キャラクター
4.5
声優
5.0
音楽
4.5

都会っ子のももが、父が亡くなったのもあって母の地元の島に移住してきた。 もちろん「え~帰ろうよ~」ってなりつつ、それでも島で生活していかなくてはならない。 そんなももに見える、妖怪3人(匹?)。ももはそりゃもう驚くも、やりたいようにやる妖怪の弱味を握ることで、妖怪に対する若干の制御に成功。いや、それでも概ねやりたいようにやるんですけど。 そして母のピンチに立ち上がるもも。 ゲゲゲの鬼太郎すら頑なに見ようとしなかった私ですが、今作は概ね妖怪がまあまあシュールなのでその面白さから次第に見慣れてきて、いつのまにか平気になってきました。 基本的に兎に角背景も人も(妖怪も)、絵の感じがリアルで凄く綺麗。実写では出せない味わいってありますよね。 3妖怪の声が西田敏行さん・山ちゃん・チョーさん。母は優香さん・ももは美山加恋ちゃん。スッと入ってくる出来上がりです。 確かにこの作画の雰囲気にザ・声優声っていうのは確かにあんまり馴染まないかも? 作品としてリアルさを追求するにも、話にはメリハリの度合の調節は必要なような、でも何てことのないシーンが一杯っていうのもそれはそれで嫌いじゃないなあと思いました。 どこを切り取ってもハラハラドキドキ!みたいな映画が好きな人には物足りないかもしれません。 でも亡き父との小さくて大きな確執の顛末は、切なくも素敵で見守りたくなります。

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他のレビュアーの感想・評価

埋もれ気味の良作

映画館でアニメといえばジブリですが、この作品も家族愛をテーマにした素敵な作品です。アニメ映画なので、アニメ好きかつジブリ系が好きな人が見に行こうと思わないと見ない作品だったので、もったいないなと思います。ファミリー層は、アニメ映画は有名どころにしか見に行かないですからね。この作品は、広島の田舎に母親と一緒に引っ越してきた女の子が主人公の話で、ある日妖怪を見てしまうことからストーリーが始まります。そして、この女の子には、死んだ父親がおり、亡くなる前に父親にひどいことを言ってしまったことをひどく後悔しています。そして、父から「ももへ」という、文章の書いていない手紙が遺されます。なんて書いていたのか、というのを妖怪に頼んで父親に聞こうという流れです。ストーリーは、ファミリー向けに分かりやすい展開なのですが、「人狼 JIN-ROH」の沖浦啓之監督が7年かかって作り上げたという前提を知って見に行ったアニメ...この感想を読む

4.04.0
  • アルアル
  • 76view
  • 927文字

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