ももへの手紙の感想一覧
アニメ「ももへの手紙」についての感想が4件掲載中です。実際にアニメを観たレビュアーによる、独自の解釈や深い考察の加わった長文レビューを読んで、作品についての新たな発見や見解を見い出してみてはいかがでしょうか。なお、内容のネタバレや結末が含まれる感想もございますのでご注意ください。
埋もれ気味の良作
映画館でアニメといえばジブリですが、この作品も家族愛をテーマにした素敵な作品です。アニメ映画なので、アニメ好きかつジブリ系が好きな人が見に行こうと思わないと見ない作品だったので、もったいないなと思います。ファミリー層は、アニメ映画は有名どころにしか見に行かないですからね。この作品は、広島の田舎に母親と一緒に引っ越してきた女の子が主人公の話で、ある日妖怪を見てしまうことからストーリーが始まります。そして、この女の子には、死んだ父親がおり、亡くなる前に父親にひどいことを言ってしまったことをひどく後悔しています。そして、父から「ももへ」という、文章の書いていない手紙が遺されます。なんて書いていたのか、というのを妖怪に頼んで父親に聞こうという流れです。ストーリーは、ファミリー向けに分かりやすい展開なのですが、「人狼 JIN-ROH」の沖浦啓之監督が7年かかって作り上げたという前提を知って見に行ったアニメ...この感想を読む
最近見て結構感動しました!
主人公のももちゃんはお父さんが死んでお母さんの生まれた故郷に変えるのですが、お父さんと喧嘩をした日に、お父さんが死んでしまって、かなり後悔をしていました。そんなこともあってか、東京からいきなり田舎に引越し中々その土地にもなれなくて、友達も中々できなかったときに、家の物置小屋で妖怪と友達になります。しかもももちゃんのお父さんのことを知っている妖怪で、ももちゃんに見られることをビックリしながら、初めは、悪い妖怪なのかと思って見ていたらその逆でとってもいい妖怪さんでした。ももちゃんが気にしていたお父さんの問題も手紙を送ってくれたことで解決して、何より友達まで出来てちょっとした恋もあってとにかくとっても面白いアニメです。
瀬戸内の自然、キモカワ妖怪、ももの勇気と、前川清
都会っ子のももが、父が亡くなったのもあって母の地元の島に移住してきた。もちろん「え~帰ろうよ~」ってなりつつ、それでも島で生活していかなくてはならない。そんなももに見える、妖怪3人(匹?)。ももはそりゃもう驚くも、やりたいようにやる妖怪の弱味を握ることで、妖怪に対する若干の制御に成功。いや、それでも概ねやりたいようにやるんですけど。そして母のピンチに立ち上がるもも。ゲゲゲの鬼太郎すら頑なに見ようとしなかった私ですが、今作は概ね妖怪がまあまあシュールなのでその面白さから次第に見慣れてきて、いつのまにか平気になってきました。基本的に兎に角背景も人も(妖怪も)、絵の感じがリアルで凄く綺麗。実写では出せない味わいってありますよね。3妖怪の声が西田敏行さん・山ちゃん・チョーさん。母は優香さん・ももは美山加恋ちゃん。スッと入ってくる出来上がりです。確かにこの作画の雰囲気にザ・声優声っていうのは確か...この感想を読む
かわいい妖怪たちと、母の想い。
田舎の風景と、そして屋根裏で出会った奇妙だけど可愛い妖怪たちが、とっても癒されました☆お父さんが『ももへ』とだけ書いた手紙を残し事故で死んでしまいました。その時点で、ちょっとうるうるしてしまいまいしが、しっかりと最後まで拝見。 娘の前では明るく気丈に振舞い、お父さんがいなくても大丈夫!とばかりの態度を取るお母さんの想いや、そんな母の本当の気持ちに気づいたときのももの姿には、涙なみだでした泣 そして、最後父から『ももへ』の続きが届きます♪ 気持ちがとっても温かくなり、そして、ももちゃんはきっとこれからお母さんと強く逞しく生きていってくれるはず!!と思いました。 妖怪たちがそんなももちゃんを手助けし、時にはみんなに迷惑もかけるけれど、どこか憎めない愛らしさがたっぷりで、本当に素敵な映画だなーと感じました。