結局は自分のために周りの何かを踏みにじって生きている
泉新一
理解が深まる漫画レビューサイト
漫画レビュー数 3,136件
寄生獣は岩明均の作品で1988年から1995年まで最初の3話はモーニングオープン増刊に、4話以降月刊アフタヌーンにて連載され単行本は全10巻発行されている。その後テレビアニメ化され、2014年10月より2015年3月まで放映。2014年、2015年に2部作で山崎貴監督、染谷将太主演で実写映画化もされた。 内容はごく普通の高校生、泉新一の脳に寄生して乗っ取ろうとしたが失敗して右手に寄生してしまった謎の生命体であるパラサイトとの共存がきっかけで、周りで起こる人間対パラサイトとの戦いに巻き込まれるというSF大作。 パラサイトは人間の脳に寄生して身体を支配し、人間を捕食する生物だが高い知能を持っている者もおり、人間との共存を目指す為に政治家や教師等として活動してたりもする。この作品には実は地球に最も害を与えているのは人間では無いのかというメッセージも込められており、非常に奥深深い優れた漫画として根強いファンが多い作品でもある。
手に入れた力右腕が寄生生物に食われて共棲状態に陥る。その代わりに最初は要らないと思っていた「力」を手に入れ、新一はサブパーツという形で戦いに身を投じていく。僕だったら右手がミギーになったら大歓迎だ。何だか便利に使えそうだし、理知的な話し相手にもなる。ミギーは僕の理想の男性像だった。アニメで平野綾だと発表された時懸念を覚えたが、実際観てみると勇ましくて賢い素敵なミギー像ができあがっていた。ところが新一はこのファンタジーに拒絶を覚え、価値観の違いに直面する。新一は若い感性で寄生生物を単純な殺人鬼と考える一方で、ミギーは保身のことが第一で、人類と寄生生物に差があるとは考えていない。新一にとってミギーは右腕と引き換えに手に入れた、話す武器、呉越同舟のコバンザメだ。何故、何故と考える新一は思いがけなく、人類と寄生生物の中間の存在にされてしまった。そして武器を手に戦う、本体は最初無力な、むしろ足を...この感想を読む
寄生生物という不思議な話で君の悪い描写を描いている作品です。まあ、なんといっても新一が男前なのかも別として本当さすがアフタヌーンコミックスの作品というべき作品です。実は映画化も決定しており、どういう実写になるのかすごく気になるのですが、中身はえぐいです。女子はあんまりうけつけないかもしれませんね。ミギーが少しチャーミングなのがいいですね。実はついに分かり合える仲間、宇田守と出会った新一なのですが、宇田もまた、不完全な寄生によって寄生生物と共存する人間だった。宇田ともに愛する母との敵との決戦に臨む新一とミギー。そこで待ち受けているものはなんなのか?
最愛の母の死。未だその死に実感をもてないまま日常生活に戻った新一だったが、瀕死の重傷だった新一を救うためになされたミギーの処置が、思わぬ事態を引き起こす。様々な葛藤が渦巻く中、新たに現れた寄生生物。はたして新一は、この苦難の連続にどう対処していくのか?2巻にて衝撃的な展開に随分驚かされましたが、3巻では母の死による影響か、はたまたミギーとの融合が進んだ結果なのか?新一くんがガラッとイメージを一新(新一が一新、言いえて妙だな)しており、なんだかワイルドな風体と言動となっています。そんなワイルド新一くん、いろんな人にモテモテの毎日でてんやわんやの大騒ぎ。平和な日常は、果たして訪れるのだろうか?まだまだ苦難は続きます。
よみがな:いずみ しんいち 年齢(作品時):作品序盤では高1、終盤には3年に成長し、最終回では浪人生になっている 性別:男 国籍:日本 性格:温厚、気が弱い 特徴:右手に寄生生物「ミギー」を宿す 学校名:西高 母親:泉 信子 父親:泉 一之 恋人:村野 里美 舞台の設定:1980年代末~1990年代初頭
よみがな:ひろかわつよし 年齢(作品時):40歳 血液型:O型 身長:172cm 体重:68kg 星座:うお座 性別:男子 性格:まじめ 好きな食べ物:もも 嫌いな食べ物:うめ
よみがな:たみやりょうこ 年齢(作品時):40歳 血液型:O型 身長:171cm 体重:68kg 星座:うお座 性別:男子 性格:まじめ 好きな食べ物:もも 嫌いな食べ物:うめ
泉新一
大きな戦いを終え、いよいよ死ぬか生きるかの決着が近づくのを感じた新一が、今までを振り返っての実感が表れた言葉。 最初はあれだけミギーを冷血だと感じたのに、死が近づいた今では自分が生きるために何かを犠牲にすることは、自分を含む誰にでもあると素直に認めるようになります。
泉新一
ほぼ打開不可能な状況に陥ってしまった際のセリフ。本当の可能性0は何もしないこと
広川剛志
自衛隊に包囲されてもなお諦めず、自らの正当性を主張する為に行った演説