つむじ風食堂の夜のあらすじ/作品解説

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つむじ風食堂の夜

3.883.88
文章力
4.50
ストーリー
3.68
キャラクター
4.00
設定
4.30
演出
4.00
感想数
4
読んだ人
4

つむじ風食堂の夜の評価

総合評価
3.883.88
(4件)
文章力
4.504.50
ストーリー
3.683.68
キャラクター
4.004.00
設定
4.304.30
演出
4.004.00

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つむじ風食堂の夜の感想

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こんなにきれいな小説があるなんて(本作にぴったりの一曲を添えて)

こんなにきれいな小説があるなんて種も仕掛けもございません。そこにあるのは、午後6時に開店するパリの裏町にありそうなビストロ風食堂。お客さんはいつも顔なじみばかり。この小説は、そんな月舟町の十字路の角にある、どこか懐かしい雰囲気のつむじ風食堂に集う“先生”と、お客さんを描いたたわいないお話だ。こんなにきれいな小説があるなんて。本作を読み終えて、最初に感じたのが、これだった。つむじ風食堂に出てくる料理―クロケット、ステーキ、オムライス、サーモン定食などなど―はとても美味しそうで、個性派揃いの登場人物―おしゃべりな帽子屋さん、イルクーツクへ星を描きに行きたい果物屋さん―も魅力的。“先生”と奈々津さんとのオレンジを交えた、いい大人の淡い恋愛も素敵。どこか遠くの離島にぽっかり広がった世界のようで、なんだかすべてが夢の中のつくりごとみたいで、最初から最後まで、やさしい言葉でていねいに紡がれた物語だっ...この感想を読む

4.04.0
  • MAKOMIMAKOMI
  • 123view
  • 2108文字
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つむじ風食堂の夜の登場キャラクター

古道具屋の親父

よみがな:ふるどうぐやのおやじ

つむじ風食堂の夜の名言

傷は、そこに人が生きていた証ですから

古道具屋の親父

主人公“私”の近所にある古道具屋の親父が、家具や皿など中古品を売りつけてくるときの文句。

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